身の回りのものに目を向けてみると、1つ1つに「名前」がついていることが分かりますね。
「本」「机」「パソコン」「ペン」など。
既に説明したように、「ものの名前」を表す言葉のことを「名詞」と言います。
しかし、ものを指差して、それを「名詞」で呼ぶこともできますが、「名詞の代わり」の言葉を使って表現することもできます。
例えば、目の前の「本」を指差して、「本」と言わず、「これ」と呼ぶことができます。
あるいは、その本が自分から遠いところにあったならば、「あれ」や「それ」というように呼ぶことができます。
「これ」や「あれ」や「それ」という言葉は、元々の名前が「本」でなかったとしても、何に対しても使える言葉ですね。
「これ」や「あれ」や「それ」のように、「名詞の代わりに使われる言葉」のことを「代名詞」と言うのです。
代名詞は「もの」の代わりに使われる言葉だけではありません。
「人」の代わりに使われる言葉も代名詞となります。
例えば、「彼」や「彼女」という言葉は、元々どんな名前の人であっても使える言葉です。
さらに「私」や「あなた」という言葉も、元々どんな名前の人にも使えますね。
つまり、「私」「あなた」「彼」「彼女」といった言葉もまた代名詞ということになるのです。
基本的な代名詞は、「人称代名詞」と「指示代名詞」の2つに大きく分類されます。
この続きはまた今度。
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