まずは「人称代名詞」から説明しようと思いますが、その前に「人称」という言葉について説明します。

 

「人称(にんしょう)」というのは、「文を発信している人(話し手・書き手)」から見て、「誰のことを指しているか」を表したものです。

例えば、「A」さんという人が「B」さんという人に向かって話をしていたとしましょう。

「A」さんが、自分自身を指して呼ぶ時、「私」や「僕」といった言葉を使いますね。

「私」や「僕」のように、文を発信している人が「自分自身」を指す呼び方のことを「一人称(いちにんしょう)」と言います。

そして、「A」さんが、話を聞いている相手である「B」さんのことを指して呼ぶ時には「あなた」や「君」といった言葉を使いますね。

「あなた」や「君」のように、「話を聞いている相手(あるいは自分が書いた文を読んでいる相手)」を指す呼び方のことを「二人称(ににんしょう)」と言います。

さらに、「A」さんから見て、「自分自身」でもなく、「話を聞いている相手」でもない、「それ以外の全て」のものは、「三人称(さんにんしょう)」というように分類されます。

「三人称」は、話をしている「自分」と「相手」を除いたもの「全て」となりますので、数としてはものすごくたくさんあります。

 

このように、「文を発信している人」から見て、「自分」「相手」「それ以外」の3つに分類したものを「人称」と呼ぶのです。

そして、この「人称」という考え方に基づいて使われる代名詞のことを「人称代名詞」と言います。

人称代名詞は、「人称」の区別、および「単数・複数」の区別によって、以下のような表で分類されます。

<人称代名詞の表>

単数 複数
一人称  I
(私は・私が)
 we
(私達は・私達が)
二人称  you
(あなたは・あなたが)
  you
(あなた達は・あなた達が)
三人称  人間の男  he
(彼は・彼が)
they
(彼らは・彼らが)
(彼女らは・彼女らが)
(それらは・それらが)
 人間の女  she
(彼女は・彼女が)
モノ  it
(それは・それが)

 

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