「すぐにできるようになる人の共通点」について考えていくコーナー。

前回までに3つの共通点をご紹介しました。
・共通点1:客観力が高い
・共通点2:バランスが良い
・共通点3:自立心を持ち、自分で考え行動する

私(久末)は15年以上もの間、英語教師として指導しながら「すぐにできるようになる人」の共通点を探してきました。

今日は、私なりに気がついた共通点の4つ目をご紹介します。

 

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さて、今日は「すぐにできるようになる人」の共通点の4つ目です。

4つ目は、「アウトプットへの移行が早い」という点です。

普通、何かを身につけていくためには「アウトプット」の行為が必要です。

アウトプットというのは、「自分の中に情報を入れる」というインプットの行為とは逆で、「自分の中に入っている情報を使って、自分の外に何かしらの形で出す」という行為のこと。

インプットの行為をたくさんやったら、今度はアウトプットの行為をたくさんやる。

一般的にどのようなことであっても、インプットよりもアウトプットの方が「難しい」行為と言えます。

なので、インプットを順調にやれていたとしても、アウトプットしようとすると途端につまってしまうことはよくあります。

しかも、何かをアウトプットすると、「失敗」や「ミス」といったものが目に見える形で現れます。

ただインプットしている時には「失敗」も「ミス」も目に見える形では現れません。

アウトプットしようとした途端に、「失敗」や「ミス」というものが現実のものとして目の前に現れるのです。

普通ならば、「失敗」や「ミス」を嫌い、何かをアウトプットしようとする時には「慎重」になるものです。

個人の性格の違いもあるでしょうが、「慎重である」ということは、基本的には「良いこと」と言えます。

「失敗」や「ミス」を減らそうとしているのですから。

しかしその一方で、「慎重である」ということは、「なかなかアウトプットに移行できない」というデメリットにもつながります。

 

長年、英語を指導しながら感じることは、「アウトプットに移行するのが早い人」ほど、何かを身につけていくスピードも速いということです。

「失敗」や「ミス」を恐れず、あるいはそうしたことは気にもせず、どんどんアウトプットを繰り返していく人は、そうでない人に比べ、何倍も成長が早いのです。

一方、慎重になりすぎて、インプットによる蓄えが十分であるにも関わらず、なかなかアウトプットに踏み込めない人は、人の何倍も成長が遅いようです。

「何倍も」というのは、本当に、3倍から10倍くらいは違ってきます。

ある人が1日でできるようになることを、別の人が10日かかることもあるのです。

「失敗」や「ミス」というものは、誰でもしたくはありませんね。

しかし、「失敗」や「ミス」を繰り返した方ができるようになる、というのは恐らく多くの皆さんが経験上、実感していることではないでしょうか?

「失敗」や「ミス」は、その後の「対処」が大事なのです。

そりゃあ、「失敗」や「ミス」はないにこしたことはありません。

しかし、人の成長において「失敗」や「ミス」は不可欠です。

慎重になりすぎて、「失敗」や「ミス」を犯さないように、時間をかけて事を進めていくよりも、
「失敗」や「ミス」を恐れずにガンガン事を進めた方が、その人自身の「成長」につながりやすいのです。

アウトプットへの移行が遅いという自覚がある人は、是非、一歩早めにアウトプットに踏む込む勇気を持ってみてはいかがでしょうか?

 

<続く>