昨日の夜、横浜から松戸に戻ってきました。

今年の展示会も、特に問題が生じることなく、平穏無事に終わりました。

「平穏無事に」というのは、当たり前のようでいて、なかなか難しいことかもしれません。

何かしらの仕事を「平穏無事」に終わらせるためには、その仕事をおこなった人達の中で「細かさ」と「時間」と「個人の能力」のバランスを上手に取る必要があります。

 

<アメブロからの続きはここから>

 

仕事をこなしていく上で、「個人の能力」は仕事の完成度に大きく影響してきます。

しかし、「個人の能力」というものは急激に上がることはありません。

長い目で見れば少しずつ成長するでしょうが、短期的な目で見れば、たいていは「一定」のままです。

また、複数の人がいれば、当然「個人の能力」には差があります。

能力の高い人もいれば、そうでない人もいます。

では、個人の能力が高ければ仕事の完成度も高いかと言いうと、そうとは限りません。

仕事の完成度は、「個人の能力」だけでなく、「細かさ」と「時間」の2つによって変わってくるものです。

一般に、「細かさ」をもって仕事をすれば質が高まりますし、また、「時間」を短縮することができれば仕事としてはより高いパフォーマンスであったと言えます。

ところが、普通は「細かさ」と「時間」は反比例するものです。

「細かさ」を上げれば「時間」がかかり、「時間」を短くしようとすれば「細かさ」は下がりますね。

つまり、どちらかに極端に偏ってしまえば、仕事の完成度も下がるということです。

ある個人の能力が一定であるならば、その人自身が自分の中で、「細かさ」と「時間」の間でうまくバランスを取らなければ、その人の能力を最大限に発揮できません。

 

「細かさ」と「時間」のバランスの取り方は、何度も練習すれば上達していきます。

バランスの取り方が上手になり、加えて「個人の能力」も少しずつ高まっていけば、より高い完成度の仕事をすることができるようになります。

1人で取り組む仕事もそうですが、大勢のスタッフで取り組むような仕事などの場合には、さらに「細かさ」と「時間」のバランスが要求されることでしょう。

何かしらの仕事が「平穏無事」に終わったとしたならば、きっとスタッフ一人一人の「細かさ」と「時間」の間のバランスが良かったのでしょう。

あるいは、そういうバランスを取ろうと一人一人が努力をしたのでしょう。

クレームもなく、トラブルもなく、みんな笑顔で仕事が終わる。

「細かさ」と「時間」と「個人の能力」のバランスを取るという一人一人の努力が、他人も自分もハッピーにできるのではないかと思います。