頭の中で飛び交う言葉の数を増やす努力をしながら、実際に「考える」ということをたくさん練習してみましょう。

「考える」という言葉を聞いて「いや、苦手だ!」と思う人もいることでしょう。

しかし、「考える」というのは、実際にやってみると、「至ってシンプルなこと」なのです。

「考える」というのは、頭の中にある「1つの情報」からスタートし、それを「別の情報」へとつなげていくことです。

たとえば、「生卵」が1つあるとして、それを「ゆで卵」にするにはどうしたらよいか、「考え」てみましょう。

「考える」ということは、「情報をつなげていく」ということなので、以下のようになります。

「鍋に水を入れる」
→「鍋に火をかけ、水を沸騰させる」
→「生卵を沸騰している水の中に入れる」
→「生卵を入れる時に、手で入れるとお湯がはねたり、卵の殻が割れたりする可能性があるので、お玉などを使ってそっと入れる」
→「ゆで加減の好みに応じて、ゆで時間を決める」
→「ゆで時間が経ったら、卵をお湯から取り出し、冷水で冷やす」

ゆで卵の作り方は、上記の順番や方法の他にもあるかもしれませんが、それもまた「考える」ということをしてみても良いかもしれません。

とにかく、「考える」ということは「情報と情報をつなげていく」ということです。

そして、この時に大事なことは、「因果」をきちんと確認するようにするということです。

「因果」というのは、「原因と結果」のことです。

「因果」をきちんと確認しながら情報と情報をつないでいけば、「正しい答え」にきっとつながります。

「考える」ということが苦手な人は、情報と情報をつないでいく、ということを普段から練習していないだけなのかもしれません。

しかし苦手なことであっても、「普段から練習」していけば、必ず上手になります。

「因果」を捉えながら、頭の中で「情報と情報をつないでいく」ということを丁寧に実践していくことが、賢い人になるためにはとても重要です。

普段「考える」ということをあまりしない人は、是非お試しあれ。

<続く>