前回も説明した通り、「副詞」は「動詞を修飾する言葉」です。
しかし、「副詞」は、「動詞以外」にも「形容詞」を修飾することもあります。
例えば、「面白い本」という表現があったとしましょう。
「本」という言葉は「名詞」ですので、これを修飾している「面白い」は「形容詞」であると言えます。
そして、「面白い」という形容詞を修飾する言葉は、全て「副詞」である、ということになるわけです。
例えば、「とても」という言葉は副詞と言えます。
「とても面白い」というように、「とても」という言葉は「面白い」という形容詞を修飾することができます。
「面白い」は「面白い」でも、「とても」という言葉がつくと、「面白い」の程度がグッと上がりますね。
このように、「とても」という言葉は、「面白い」という言葉の意味の範囲を狭くする働きをしておりますので、「面白い」を修飾していると言えます。
そして、「形容詞」を修飾する言葉もまた、「副詞」ということになります。
「とても」の他には、「かなり」や「大変」や「もっとも」や「相当」や「非常に」や「少々」や「まあまあ」といった言葉も全て、「面白い」という形容詞を修飾することができますので、全て「副詞」ということになるわけです。
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