「be動詞」は「動詞」の一種なのですが、「動き」を表すのではなく、「イコール」を表す場合に使われる動詞です。
「be動詞」は、基本的に「現在形」と「過去形」の2つに分類されますが、まずは「現在形」のみを学習しましょう。
また、文の形式には「肯定文(こうていぶん)」「疑問文(ぎもんぶん)」「否定文(ひていぶん)」の3つがあります。
「肯定文」→「そうなんです」という内容を述べる文。
「疑問文」→「そうなんですか?」と相手に尋ねる文。
「否定文」→「そうではありません」という内容を述べる文。
今回は、このうち「肯定文」について説明します。
「be動詞の現在形」を使った「肯定文」は、まず文の先頭に「主語」が置かれ、その後ろに「be動詞の現在形」が置かれて作られます。
また、「be動詞」が「イコール」を表す時には、「be動詞の現在形」のうしろには、「補語(ほご)」と呼ばれる言葉が置かれます。
さらに、文の先頭の1文字目は「大文字」にし、文の一番最後には「ピリオド」と呼ばれる点「.」wつけます。
例: I am Taro. → 「私はタロウです。」
この文では、「I」が「主語」であり、「am」が「be動詞の現在形」であり、「Taro」が「補語」ということになります。
「be動詞」である「am」は、「I(私)」と「Taro(タロウ)」という2つの言葉が「イコールの関係になっている」ということを表しています。
つまり、「I」=「Taro」というような式があったとして、真ん中の「=」の役割を果たしているのが、「am」というbe動詞ということになるのです。
「be動詞の現在形」は、「主語」の言葉によって形が変わります。
<be動詞の現在形の形>
主語が単数 | 主語が複数 | ||
主語が一人称 | (I) am 〜. |
(We) are 〜. |
|
主語が二人称 | (You) are 〜. |
(You) are 〜. |
|
主語が三人称 | 人間の男 | (He) is 〜. |
(They) are 〜. |
人間の女 | (She) is 〜. |
||
モノ | (It) is 〜. |
つまり、「主語」の「人称」と「数」が何であるかによって、それに合わせて「be動詞の現在形」も変わっていく、ということになります。
上の例では、主語が「I」となっているので、これに合わせてbe動詞は「am」という形になっています。
しかし、例えば、主語が「you」となった場合には、「You are Taro.(あなたはタロウです。)」というように、be動詞は「are」に変わります。
同様に、主語が「he」となれば、「He is Taro.」となり、be動詞は「is」に変わる、ということです。
「be動詞」は、前に置かれた「主語」と、後ろに置かれた「補語」の間に入り、「主語」と「補語」がイコールの関係になっているということを表す場合に使われる動詞です。
これを使えば、「○○=△△(○○は△△です)」というような意味合いの文をどんどん作っていくことができます。
次回、もう少し詳しい例を見ながら学習していきましょう。
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