前回、前々回と「疑問詞を使った疑問文の作り方」について説明してきました。
前々回は「補語を尋ねる疑問文」の作り方。
前回は「目的語を尋ねる疑問文」の作り方。
そして今回は「主語を尋ねる疑問文」の作り方です。
これは、「補語」や「目的語」を尋ねる疑問文とは少し違っていて、「答えの文」の作り方に注意が必要です。
「主語」を尋ねる、ということは、「誰が〜?」や「何が〜?」といった形の疑問文になるということです。
「あなたの家族の中では、たいてい誰が晩ご飯を作るのですか?」
このように「主語」となっている部分が「疑問詞」になっているような英文は、次の手順で作ることになります。
1. 疑問詞を「主語」として文の先頭に置く。(※「who」や「what」は「三人称・単数」の扱いになります。)
2. 「主語」である疑問詞の次に、「述語動詞」を置く。(この時、「話の内容=現在」となっていれば、「三単現」の条件が揃うので、一般動詞の場合には原形の語尾に「-s」または「-es」をつけなくてはなりません。)
3. 文の最後には「クエスチョンマーク(?)」をつける。
例: Who usually cooks dinner in your family?
「あなたの家族の中では、たいてい誰が晩ご飯を作るのですか?」
さて、このように「主語」の部分が疑問詞となっているような疑問文に対して「返答」する場合には、上述したように、少し注意が必要です。
答え方としては、まず、「主語」を文の先頭に置きます。
その次には、疑問文で「一般動詞」が使われている場合には「do」または「does」が置かれ、それで文はおしまいとなります。
あるいは、疑問文で「be動詞」が使われている場合には、主語に合わせた「be動詞」を置くだけで文はおしまいになるのです。
上記の例「Who usually cooks dinner in your family?」という疑問文ならば、「cook」という一般動詞が使われていますので、この文に対する返答としては次のようになります。
→ I do.「私が作ります。」
→ My mother does.「私の母が作ります。」
「be動詞」の場合は、例えば次のような文となります。
例: Who is the leader of this group?「誰がこのグループのリーダーですか?」
→ I am.「私がそうです。」
→ Tom is.「トムがそうです。」
このように、疑問詞が「主語」となっているような疑問文で、「be動詞」が使われているような場合には、「主語+be動詞」という形だけで文が終わるのです。
これまでの「補語を尋ねる疑問文」や「目的語を尋ねる疑問文」とは少し違っていますので、混乱しないように気をつけましょう。
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