一般的に「行く」は英語では「go」という語で表現され、「来る」は「come」という語で表現されます。

しかし、この解釈では意味が合わない場合もあります。

■「go」
「go」の基本的なイメージは「離れていく」というものです。

「離れていく」というイメージがあることから、「go」には「いなくなる」という意味も含まれることもあります。

例1: I will probably go to the party tomorrow.
「私は明日、おそらくそのパーティーに行くだろう。」

■「come」
「come」の基本的なイメージは「近づいてくる」「近づいていく」というものです。

「近づいてくる」という場合には、そのまま「来る」という日本語で表現すれば良いでしょう。

例2: They will come here soon.
「彼らはすぐここに来るだろう。」

一方、「come」には「近づいていく」という意味もあり、「文を受け取る相手(聞き手・読み手)」のところに近づいていくという場合に使われます。

その場合、日本語で「行く」と表現されても、英語では「come」が使われます。

例3: Come on, hurry up! / Wait, I’m coming!
「さあ、急いで!」「待って、今行くよ!」
(文の受信者に「近づいていく」の意なので、「行く」という意味だが、「go」ではなく「come」が使われている。)