「集まる」は、英語では「get together」「gather」「meet」「flock」という語で表現されます。

また「集める」は、英語では「collect」「put 〜 together」「bring 〜 together」「assemble」「summon」「raise」のように表現されます。

 

まずは「集まる」の方から見てみましょう。

「get together」は、 主に「人」が何らかの意志を持って「集まる」という場合に使われる最も一般的な表現です。「get」は「〜の状態になる」という意味を持ち、 「together」は「1つにまとまっている」という状態を表しますので、「get together」で「1つにまとまった状態になる」という意味になります。このことから「一致団結して、みんなの気持ちを1つにしよう」といった意味で も「get together」が使われます。

「gather」は、 「集まる」と「集める」の両方の意味を持つ言葉です。「集まる」の意味の場合には、「何かを中心にして、そこに集まってくる」というイメージとなります。このため、「gather」の後ろに「around + 名詞」という表現がついたり、「gather together」という表現になったりします。また、「集める」の意味の場合には、「そこら辺にあるものを1つに寄せ集める」や「催し物などが人を引きつける」といった意味で使われます。「目の前にないものを探しに行って集める」という場合には「gather」ではなく「collect」が使われます。

「meet」は、「人と人が、時間と場所を合わせて会う」という意味の言葉です。このことから、「今度、みんなで集まろう」のように言いたい場合には「meet」が使われます。

「flock」は、主に「鳥」などの動物が「群れを成す」「群がる」といった意味で使われます。

 

次に「集める」について見てみましょう。

「collect」は、趣味などで「同一種類のものを集める」や「ある目的に合わせてものを集める」という場合に使われます。「目の前にあるものを集める」というよりも、「目の前にないものを探しに行って集める」という感覚が含まれる場合には「collect」が使われます。

「put 〜 together」は、 「〜を1つにまとまっている状態にして置く」という意味となり、それが「集める」という意味となったものです。「集める」という意味の「gather」よりも日常的によく使われる表現です。「バラバラに散らばっているもの」が目的語となるのが普通です。

「bring 〜 together」は、「put 〜 together」と似ていますが、「bring」が「連れてくる」や「持って来る」という意味を持つことから、「目の前にいない人、目の前にないもの」をどこかから運んで来て1つにまとめる、という意味の場合に「bring 〜 together」が使われます。

「assemble」はやや堅い表現で、「何かの目的のために人や物を集める」という場合に使われます。会合を行う、あるいは必要なデータを集めるなど、ビジネスの場面などでよく見られる言葉です。また、部品などを合わせて「組み立てる」という意味でも「assemble」が使われます。

「summon」は「人を招集する」という意味で使われる言葉です。「法廷などで証人を呼ぶ」や「医者を呼ぶ」といった意味で使われますが、複数の人間を目的語にした場合には「集める」の意味となります。

「raise」は、主に「寄付金」などのお金を「集める」という場合に使われる言葉です。