「横たえる」は、英語ではlay」という語で表現されます。また「横たわる」は「lie」という語で表現されます。

 

「lay」は、「横たえる」という意味で、「lay [léi](原形)→ laid [léid](過去形)→ laid [léid](過去分詞)」というように変化します。

一方、「lie」は、「横たわる」という意味で、「lie [lái](原形)→ lay [léi](過去形)→ lain [léin](過去分詞)」というように変化します。

よく見ると分かりますが、「横たえる」という意味の「lay(原形)」は、「横たわる」という意味の「lie」の「過去形」と同じ形となっているのです。

まずは、上記の3段活用(原形→過去形→過去分詞)について、「lay」と「lie」をそれぞれ「声」に出しながら、リズミカルに何度も言って「音」で覚えてしまいましょう。

「lay(横たえる)」の方は「レイ、レイd、レイd」という感じであり、
「lie(横たわる)」の方は「ライ、レイ、レイン」という感じになります。

そして、この2つの3段活用をそれぞれ覚えたら、今度は以下の文を覚えてしまいます。

例1: Lay it down.「それを横にしなさい。」
例2: Lie down.「(あなた自身が)横になりなさい。」

この2つの例文は、どちらも「命令文」ですので、先頭の言葉は「原形」ということになります。

「it」という目的語をつけた方が「横たえる(横にする)」という意味になり、「it」がなければ「(あなた自身が)横になる」という意味になります。

この2つの例文もまた「音」で覚えてしまえば、「lay」と「lie」、どっちがどっちだったかな?ということで迷うこともだいぶなくなることでしょう。

迷った時は、この2つの例文で「原形」を区別し、その次にそれぞれの「3段活用」で明確に両者を区別する、ということです。