「怒っている」は、英語では「angry」「mad」「irritated」「furious」「in a rage」「annoyed」「bothered」のように表現されます。
「angry」は、「怒っている」の意を表す最も一般的な語ですが、「米語」では「mad」の方が日常的に頻繁に使われます。
「mad」は、元々「狂っている」の意を表しますが、「米略式」の表現では、叙述用法(be動詞の後ろに置かれて補語となる形容詞の用法)においてのみ「怒っている」の意となります。
「irritated」は、「いらいらさせる」という意味の動詞「irritate」の過去分詞で、「いらいらさせられている」という意味が転じて「いらいらしている」という意味になります。
「furious」は、「猛烈に怒っている」や「激怒している」の意で、「嵐などが激しい」という意味の場合にも使われる言葉です。
「in a rage」は、「rage」という名詞を使った表現ですが、「rage」そのものが「激怒」という意味の言葉なので、「in a rage」で「激怒の中に(いる)」といった意味となります。「rage」は「怒りで自制心を失っている」というようなイメージで使われますが、前述の「furious」はそれよりもさらに強く怒っていることを表し、「怒り狂っている」という意味になります。
「annoyed」と「bothered」は、「いらいらさせる」や「悩ませる」という意味の動詞「annoy」と「bother」の過去分詞なので、「irritated」と同じように「いらいらさせられている」や「悩ませられている」といった「受動」の意の形容詞として使われます。
また、形容詞ではありませんが、「resent」という言葉もあり、これは「腹を立てる」という動詞です。これは「不公平なこと」や「正当な扱うを受けなかったこと」に対して怒っている、ということを表す言葉です。