「病気の」は、英語では「sick」「ill」という言葉で表現されます。

 

「sick」は、アメリカ英語では一般的に「病気の」や「具合が悪い」という意味で使われます。「気分が悪い」や「ムカムカする」や「吐き気がする」という場合には、「feel sick」のような形で使われます。

「sick」は、後ろの名詞を修飾する働き(限定用法)と、be動詞などの補語としての働き(叙述用法)の両方の働きを持ちます。

また、「sick」は、人の行動や考え方などについて「病的な」や「悪趣味の」と表現する場合にも疲れます。

 

「ill」は、イギリス英語でよく使われる言葉です。アメリカ英語では、「ill」は「重病な」や「深刻な病の」といったイメージが伴われ、通例、「seriously ill」のような形で使われます。

「ill」にも限定用法と叙述用法の2つの使い方がありますが、限定用法では、「残酷な」や「不親切な」という意味を表す場合を除いて、あまり使われません。基本的にはbe動詞などの補語としての働き(叙述用法)となります。

 

アメリカ英語を基本として考えるならば、「深刻な病」であることを表す場合は「be seriously ill」と表現し、それ以外は原則的に「sick」を使用すると良いでしょう。ただし、「sick」には「病的な」や「悪趣味の」といった意味があるという点には注意しましょう。