「早く」や「速く」は、英語では「early」「fast」「quickly」「quick」「rapidly」という語で表現されます。また、「早い」や「速い」は、英語では「early」「fast」「quick」「rapid」という語で表現されます。

「早く」と「速く」は、主に「動詞」を修飾するので英文法では「副詞」に分類され、「早い」と「速い」は、主に「名詞」を修飾するので英文法では「形容詞」に分類されます。

 

early」は、「形容詞」と「副詞」の両方で機能することができ、ある程度の「長さ」の時間帯を想定し、その中で「早い時間帯に」の意を表します。また、「基準となる時間よりも早く」や「事前に」の意でも使われます。例えば「leave early」と言えば、「本当はもっと後で出発しても良いのだが、早めに出発する」という意味となります。なお、「early」の反対語は「late」です。

 

fast」は、「形容詞」と「副詞」の両方で機能することができ、「動作の流れが速く(速い)」の意を表します。何かが動き出した後の「動作」を「流れ」として見た時に、その流れが速いと感じられるような場合に「fast」が使われるのです。

 

quick」は、基本的には「形容詞」ですが、時に「副詞」としても機能します。ただし、「副詞」としては通常「quickly」が使われます。「quick」と「quickly」は、どちらも「動作の素早さ」に着目して述べる際に使われます。何かが動き出してからの流れではなく、「短い時間における動き」や「静から動へと転じる様」が速い、と感じられるような場合に「quick」や「quickly」が使われます。

 

rapidly」は、「副詞」であり、多くの場合「目まぐるしさ」のイメージと共に、動きや状態が急速に変化していくことを述べる場合に使われます。「rapidly」は副詞なので、形容詞としては「rapid」という言葉が使われます。