TOEICの問題形式が、次回の試験(2016年5月29日実施)より変更となります。
これに伴い、以前、リーディングテストの時間配分について考察しました。
実際に始まってみないと分かりませんが、問題数がどのように変わったのか、またどのような時間配分にすべきか、という点を改めて確認してみたいと思います。
<アメブロからの続きはここから>
まず、変更点のおさらいです。
「リスニング」では、「Part 3」の問題数が「9つ」も増えました。
「Part 3」と「Part 4」はただでさえ「集中力」を要する問題なのに、それが「9つ」も増えたということは、その分、体力も消耗してしまうことでしょう。
リスニングテストの要(かなめ)は「最初の1語」です。
集中して、「最初の1語」を聞き逃さないようにするのがポイントです。
少しでも「ボー」っとしていると最初の1語を聞き逃してしまいます。
最初さえきちんと聞き取れれば後はなんとかなりますが、最初の1語を逃すともう手も足も出なくなるということがあります。
なので、リスニングでは「最初の1語」に集中して取り組むと良いでしょう。
当然のことながら、「リスニング」では自分で時間配分を調整することはできませんので、ここでは「とにかく集中してガンバル!」しかありません。
続いて「リーディング」。
こちらは、「Part 5」の問題数が減り、その代わりに「Part 6」と「Part 7」の問題数が増えました。
「Part 5」では、やはり「1問20秒」というペースを保つべきでしょう。
そうなると、改訂後のPart 5は「30問」なので、「30問×20秒=600秒=10分」という計算になります。
実際の試験時刻に合わせて考えると、「Part 5」が開始するのがおよそ「13:45」頃なので、「13:55」にはPart 5を終えているのが理想です。(問題番号は「101〜130」です。)
次に「Part 6」ですが、今までは「1つの文章に対して3つの問題」だったのが、改訂後は「1つの文章に対して4つの問題」に増えます。
文章の数は今までと同じ「4つ」のままですが、1つの文章に対して「4つの問題」を答えるので、今までと同じペースを保つには、やはり「1つの問題につき30秒」とすべきでしょう。
つまり、「Part 6」では、「30秒×4問×4文章=480秒=8分」で終えるようにしたいということです。
実際の試験時刻に合わせるならば、「13:55」にPart 6を開始し、「14:03」には終えるような感じです。(問題番号は「131〜146」です。)
最後に「Part 7」。
ここは、「Single Passages」「Double Passages」「Triple Passages」の3パターンに分かれているようです。
「Single Passages」のパートには大きく「10個」の問題があり、ここで合計「29問」が出題されます。
この部分の問題形式は改訂前と同じと考えて良さそうですので、シンプルに「1問1分」のペースを守れば「29分」で終えられます。
実際の試験時刻に合わせるならば、「14:03〜14:32」です。(問題番号は「147〜175」です。)
さて、「Single Passages」の問題が終わった時点、つまり「175番目」の問題が終わった時点で時刻が「14:32」だったとしたら上出来です。
テスト終了時刻は「15:00」なので残り時間は「28分」となりますが、その28分で残りの「25問」を解けば良いのです。
残るは「Double Passages」と「Triple Passages」の問題です。
「Double Passages」のパートには「2個」、「Triple Passages」のパートには「3個」の問題があるとのことですが、実際の内訳はどうなるか分かりません。
いずれにしても、それぞれ「5問ずつ」の設問があるので、合計で「25問」の設問があるということです。
つまり、1個の問題につき「5問=5分」の時間が与えられるということになります。
「5分」という時間があれば、最後の持久力は少々心配ですが、それでも十分に終わらせることは可能でしょう。
この時間通りにやれば、「14:58」には全問を解き終えるという計算になります。
TOEICという試験では、単なる「英語力」ではハイスコアを取ることができないように思います。
「英語力」に加え、「情報」を素早く読み取り、処理する能力が求められます。
さらに、それを「2時間」もの間ずっと継続させる「集中力」と「精神力」も要求されます。
私も、去年と今年で既に「5回」受験しましたが、試験中に何度もくじけそうになりました。
しかし、くじけそうになる度に、「ダメだ、負けるな、頑張れ自分!」というように自分自身に言い聞かせました。
最後の最後は、「自分の力を信じて、自分で自分を奮い立たせる」ということが大事です。
これから受験される方、是非、頑張ってください!
本校では「TOEIC」の対策レッスンも行っています。
短期間でハイスコアを目指したいという方もお気軽にご相談ください。