英検を受験する予定の皆さん。
いよいよ今度の日曜日に試験日が迫りましたね。
特に、1級、準1級、2級を受験される方は、「英作文」の配点のウェイトが大きくなっていることを確認しましょう。
英作文、つまり「ライティング」の部分で全体の3分の1もの配点を占めることになります。
ここでしっかり得点することが合格できるかどうかに大きく左右します。
今日は、試験直前ですが、「英作文の際の注意点」の4つ目についてご紹介しますね。
<アメブロからの続きはここから>
★これまでの記事は以下を参照ください。
英検の「英作文(ライティング)」に向けた学習方法(1)
英検の「英作文(ライティング)」に向けた学習方法(2)
英検の「英作文(ライティング)」に向けた学習方法(3)
英検の「英作文(ライティング)」に向けた学習方法(4)
英検の「英作文(ライティング)」に向けた学習方法(5)
これまで、「述部の形」「1つの文の中に入れる節の数」「名詞の扱い」の3つについてご紹介しました。
今日は、「単語の選び方」について考えてみましょう。
英検の勉強を一所懸命こなしてきた人ならば、「難しい単語」をそれなりに覚えてきたことでしょう。
そして、「英作文」という場面においても、覚えた「難しい単語」を使わなくてはならないと思ってしまうかもしれません。
しかし、「難しい単語」というものは、極論を言えば一切使う必要はありません。
「英作文」において求められるのは、「課題に相応しい語彙を正しく使えているか」であり、「難しい単語を使えるか」ということではありません。
もちろん、「難しい単語」を使っても構いません。
しかし、できることならば「自分が意味も使い方もよく知っている単語」を選ぶべきです。
よく見かけるのが、「日本語の意味を知っている」という程度の英単語を使ってしまい、その単語の正しい使い方を全く知らずに「なんとなく英文に組み込んでみた」というパターンです。
正しい英文を作るためには、「文法」の知識だけではなく、「語法」の知識も必要となります。
「文法」というのは「文を作るための法則」です。
これに対し、「語法」というのは、「1つ1つの単語によって異なる、その単語特有の使い方」のことです。
例えば、「look」という動詞は、これのすぐ後ろにいきなり「目的語」を持って来るような使い方は普通はしません。
「私はその家を見た。」と言いたければ、「I looked at him.」というように、前置詞の「at」が必要となります。
しかし、「look」には、すぐ後ろに目的語を置く「他動詞」としての使い方も、稀ではありますが、あります。
それは、「I looked her in the eye.」のような例です。
このように、「look」という言葉には、様々な使い方があります。
1つ1つの言葉について、それぞれ特有の使い方があるならば、それを「語法」として知っておく必要があります。
こうした知識がないまま、「日本語の意味だけはわかる」という程度の単語を、いい加減に文の中に入れても正しい文にはなりません。
ということは、普段から単語を覚える際には、「日本語の意味」だけではなく、「品詞」や「文の中での扱い方」などと一緒に学んでおく必要があります。
本番の英作文の問題を解く際には、「日本語の意味」に加え、「正しい使い方(=語法)」をよく把握している言葉を選んで文を作るように心懸けましょう。
「間違っていない文」さえ作ることができれば、減点される可能性は低くなるでしょう。
是非、意識してみてください。
<続く>
本校では「英作文」の指導を基礎から丁寧に指導しています。
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