私も新型コロナウィルス感染症について十分に勉強しているわけではありませんし、ましてや私は専門家でもありませんので、以下に書くことはあくまでも「個人的な考え」に基づいているものだということをあらかじめご了承ください。

 

まず、新型コロナウィルスは、以下の3つの方法で感染すると言われています。

1. 飛沫感染
2. 接触感染
3. 空気感染

1つ目の「飛沫感染」を防ぐには、「マスクの着用」が効果的なので、「人と向かい合って話をする」ような場合にはマスクの着用は必須と言えます。

2つ目の「接触感染」は、「自分の手」が最も身近な感染ルートとなりますので、ウィルスが付着したものに触った手で「自分の顔」を触ったらアウト、ということになります。

「接触感染」を防ぐには、「手洗い」と「アルコールなどでの消毒」が有効と言われていますが、とにかく「自分の顔を触る」という行為自体について意識を高めるべきだろうと思います。

そして3つ目の「空気感染」ですが、これはよほど密閉された空間でなければ起こらないのではないかと思いますので、いわゆる「3つの密」を避ければ良いのだろうと思います。

 

これを踏まえ、新型コロナウィルスの感染を防ぐために「やるべきこと」と「やってはいけないこと」と「やっても良いこと」を以下のように分類してみます。

【やるべきこと】
・人と面と向かって話す時は必ずマスクをつける。(他人への飛沫感染防止)
・面と向かって話す相手にマスクの着用を求める。(飛沫感染防止)
・マスクをしていない人と面と向かって話す時は十分に距離を開ける。(飛沫感染防止)
・自分の顔を触ったり、食べ物を手でつかんだりする前には、必ず「手洗い」か「アルコール消毒」をする。(接触感染防止)
・自分がよく触るもの(スマホやパソコンなど)を頻繁にアルコール消毒する。(接触感染防止)
・マスク越しであっても、くしゃみや咳をした時に「自分の手」で口を押さえたら、すぐに「手洗い」をする。(他人への接触感染防止)
・混雑した場所や密閉された場所には極力行かないようにする。(空気感染防止)

 

【やってはいけないこと】
・マスクをせずに、近距離で人と面と向かって話す。(飛沫感染の可能性あり)
・体調が悪そうな人(咳き込んでいたり、熱っぽいと自分で言っている人)と長時間行動を共にする。(飛沫感染の可能性あり)
・何かに触った手で、そのまま自分の顔を触る。(接触感染の可能性あり)
・何かに触った手で、食べ物を手でつかんで食べる。(接触感染の可能性あり)
・マスクをしていても、「目がかゆい」といって、消毒されていない手で目をこする。(接触感染の可能性あり)
・混雑した場所、密閉された場所に行き、長時間滞在する。(空気感染の可能性あり)

 

【やっても良いこと】
・電車に乗って、手すりにつかまる。→電車を降りて、自分の顔を触るまえに消毒すればOK。
・電車に乗って、別の乗客のすぐ隣に座る。→会話しているわけではないのでOK。
・誰かと面と向かって話す。→お互いがマスクを着用していればOK。
・スーパーに買い物に行く。→入り口で自分の手指の消毒をするだけでなく、買い物かごの取っ手などもアルコールで消毒すると良い。また、家に帰り、買ってきたものを冷蔵庫などにしまった後で、自分の手を洗うと良い。

 

ふむ。。。

書き出してみると、あまりたいした内容ではない気もしますし、まだまだ他にもあるような気もします。

ところで、「旅行に行く」ということに関して言えば、上記のことを注意していれば良いのだろうと思います。

しかし、「実家に帰省する」となると、「普段一緒に住んでいない人達と食事をする」ということが発生しますので、そこでの「飛沫感染」に注意しなくてはなりません。

「Go Toキャンペーンが良いならば、帰省も良いのではないか」という主張は、こういう観点から私は賛同できません。「実家に帰省する」ということには注意が必要だと思います。

願わくば、「食事をしながら飛沫が跳ばないようにする」ためのマスクのようなものが出来れば良いのですが。

可動式で、口を覆う部分が簡単に開閉できて、何かを口に入れようとする時だけ開き、すぐにまた口を覆うことができるようなマスク。

そんなマスクが世の中に出てきて、それを着用することが一般的に普及すれば、「誰かと食事をする」ということと「飛沫感染を防止する」ということを、ある程度両立することができるのではないかと思います。