次の英文を日本語に訳してみてください。
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1. The students whose names begin with A and B should be sitting in this room.
答え → 名前がAとBで始まる(その)学生達はこの部屋に座っているべきです。
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2. This is one of the animals which existed about two hundred million years ago.
答え → これは約2億年前に存在した動物の1つである。
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3. I think he did something that hurt his sister’s feelings.
答え → 私は彼が彼の妹の気持ちを傷つける何かをしたのだと思う。
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さて、いかがでしたか?
「関係代名詞」が使われた英文を解釈する際は、まず、「関係代名詞」がどれなのかを確認しましょう。
そして、「関係代名詞」が見えたら、今度は、「どこまでが関係節なのか」を確認していきます。
上記の「1」の問題の場合は、「whose」から「B」までの部分が「関係節」となります。
関係代名詞から始まる関係節の部分は、「先行詞を修飾する形容詞」の働きをしていることになりますので、極端な言い方をすれば、関係節の部分が無くなったとしても、その他の部分だけで「1つの文」として成立するわけです。
上記のどの問題も、「オレンジ色」で塗られた部分が「関係節」ですから、仮に「オレンジ色」の文字の部分が無くなったとしても、1つの文が成立していることになります。
関係節を除外しても文として成立するということは、「関係代名詞」から始まって、どこで関係節が終わるのかを見極めるためには、「どこまで除外できるか?」ということを考えながら英文を読んでいけば良いのです。
さらに、関係節の中には「主語+述語動詞」のかたまりが含まれていますので、少なくとも「述語動詞」が見つからないうちは、関係節も終わっていないということになります。
「1」の問題の場合は、「whose」から読み始めていくと、「names begin with A and B」のところまでは除外しても、その他の部分で1つの文が成立することがわかります。
「B」の後ろの「should」まで除外してしまうと、もはや1つの文として成立しなくなってしまいます。なので、「shouldの前のBまで」が関係節ということになるのです。
このように、「関係節」がどこからどこまでかが分かったら、あとはその関係節の中で「関係代名詞を除いた単語」だけを使って日本語訳をしてみます。
「関係代名詞そのもの」は原則的に日本語には訳されません。
そして、関係節の部分全体が日本語に訳せたら、今度はそれを「先行詞」となっている名詞の前に入れれば日本語の文が完成します。
さて、次回は、関係代名詞を使って「日本語から英文を作る」ということに挑戦してみましょう。
どうぞお楽しみに!