日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。

それをご紹介していくシリーズの「015」番です。

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015:「アドバンテージ」

「アドバンテージ」という言葉は、テニスの試合などで耳にする方も多いと思いますが、英語では「advantage」というスペルで書かれます。

これは、「利点」や「有利」という意味です。

発音記号で書くと、[ədvǽntidʒ]となります。

これをカタカナで書くとしたら、「アドヴァンティヂ」のようになります。

最初から少しずつ見てみましょう。

まず最初の[ə]の音は、この場合は日本語での「ア」を軽く、弱く発音したものと言えます。

続いて[d]の音は、日本語で「ドゥ」という音を、「喉」を鳴らさずに、ひそひそ声で言うように、舌先だけで空気をはじくような音で発します。

次に[vǽ]の部分ですが、これは「v」というスペルなので、「b」と区別しなくてはなりません。

これについては、過去に「ビタミン」という語のところで説明しましたので、詳しく知りたい方はそちらをご参照下さい。(「ビタミン」の記事はこちら。)

また、[ǽ]音は、「エ」のようでありながら、結局は「ア」となるような音、少しつぶれたような音で発します。この単語では、ここにアクセントが置かれます。

その後の