日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズの「032」番です。
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032:「アレルギー」
スギ花粉の季節も終わりつつあり、ホッとしている方も多いのではないでしょうか。
「アレルギー」というのは、外敵から自分を守ってくれようとしているのか、自分をやっつけようとしているのか、よく分かりませんね。
私も以前から「アレルギー性鼻炎」の気があるので、本当に厄介だと思います。
そんな「アレルギー」ですが、英語では「allergy」というスペルで書かれます。
これの発音記号は[ǽlə(r)dʒi]となります。
カタカナで書くとしたなら、「アラジィ」という感じですが、このカタカナも英語とはだいぶ違った感じになります。
まず最初の「ア([ǽ])」の音は、やや「エ」のようでありながら、結局は「ア」となるような音、少しつぶれたような音で発します。この単語では、ここにアクセントが置かれます。
続いて「ラ([lə(r)])の部分。
ここは日本語の「ラ」というよりは、やや「こもり気味」で、弱く発音しましょう。
軽く舌を手前に丸めると良いでしょう。
最後に「ジィ([dʒi])」の部分。
これは「ジ」というより「チ」に近い感じです。つまり「舌先をつけた状態」から発音し始めるのです。
これについては「ガレージ」のところで詳しく説明しましたので参照してください。(過去記事はこちら。)
日本語の「アレルギー」では、「ア」は低く弱く、次の「レ」が高くなりますね。
しかし英語の「allergy」は、最初の「ア」が強く、その後ろは全て低く弱くなります。
このようなアクセントの位置の違いというものは、「通じるか通じないか」に大きく影響を及ぼします。
単語の印象も全然違ってきますので、アクセントの位置には特に注意しましょう。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
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