日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。

それをご紹介していくシリーズの「042」番です。

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042:「アルミ」

アルミと言えば、1円玉でおなじみの金属です。

これは、正式には「アルミニウム」と言いますね。

英語では「aluminum」あるいは「aluminium」と書かれます。

最後が「-um」で終わるか「-ium」で終わるかの違いですが、どちらも正しいスペルです。

この言葉が最初に使われ始めたのは1800年代に入ってからで、最初は「-ium」の方が正しかったようですが、そのうち1900年以降からアメリカのメディアなどで「-um」の方を使うようになり、それが今でも使われているということらしいです。

なので今では、主にアメリカでは「-um」が使われ、イギリスでは「-ium」が使われる、という傾向があるようです。

さて、この2つのスペルですが、それぞれ発音が違います。

「aluminum」の方は[əlúːmənəm]という発音。
「aluminium」の方は[æ̀ləmíniəm]という発音。

まず前者の「-um」の方から見てみましょう。

これは、カタカナで書くなら「アルーミナム」という感じです。

「ルー」にの所にアクセントがあり、最初の「ア」と最後の「ミナム」は弱く発音されます。

発音記号の[ə]は、基本的には「ア」と発音されながらも、スペルによっては「イ」「ウ」「エ」「オ」のどれにも聞こえるという、なんともあやふやな記号なのです。

ここでは、最初の「a」のスペルの部分は「ア」に近い音、「mi」の「i」のスペルの部分は「イ」に近い音、最後の「um」の「u」のところは、[ʌ]に近い音を弱めて「ア」のような音、にすると良いでしょう。

そうすると、「アルーミナム」という感じになるのです。

続いて後者の「-ium」の方ですが、こちらはカタカナならば「アルミニアム」という感じです。

前者の「-um」と違って、「ミ」のところに第一アクセントがあります。

私はアメリカに留学していたので、やはり前者の「-um」の方が耳になじんでいます。

「-um」も「-ium」もどちらも正しいですが、イギリスの人は「-um」の方を嫌うかもしれません。

是非覚えておきましょう!

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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!

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