日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズです。
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100:「バレーボール」
今回でこのシリーズも「100回目」となりました!
何事も、継続していくと大きな形となっていくものですね。感無量!
で、記念すべき100回目は、私自信が経験した「カタカナで通じない英単語」です!
誰もが知っている「バレーボール」。
これは、カタカナで発音しても、たぶん通じないでしょう。
<アメブロからの続きはここから>
バレーボールは、英語では「volleyball」というスペルで書かれます。
発音記号では、[vάlibɔ̀ːl]となります。
まず、最初の[vά]の部分ですが、これがまず日本語とは全然違います。
「v」の発音は、最初に「上と下の唇」をピッタリ閉じない状態で始めます。
つまり、唇はうっすら開いた状態で、そこに「上の前歯」と「下唇のやや裏側」がこすれるようにして、空気を振動させます。
まあ、「v」はだいたい良いとして、問題はその次です。
[ɑ]という記号は、見た目は「ア」に見えますが、実際には「o」のスペルで書かれることが多いのです。
例えば、「box」「cop」「fox」「god」「shop」なども、「o」のスペルの部分は全て同じ[ɑ]という記号です。
何が言いたいかと言いますと、「o」というスペルは、日本語では「ア」ではなく「オ」ですね。
「box」ならば「ボックス」ですし、「shop」なら「ショップ」となります。
これを「バックス」とか「シャップ」としてしまうと、元々の「スペル」から遠いイメージになってしまいますね。
実はこれは英語も同じで、「box」の「bo」のスペルは、「バ」というよりは「ボ」に近い音です。
同様に「shop」の「sho」も、「シャ」というよりは「ショ」に近い音なのです。
ところが、完全に「オ」ですか?と聞かれると、そうでもないのです。
これは「General American」という北米の基本の発音ですが、[ɑ]という記号は、「オ」のようでありながら、「ア」のようでもある、なんとも曖昧な発音なのです。
「オ」でもあり、「ア」でもあると言いながら、個人的には、「最初にオの音をわずかに出し、すぐさまアに寄せていく」という方法がお薦めです。
「volleyball」という単語は、最初の「vo」のスペルの部分さえきちんと言えてしまえば、後は問題はなさそうです。
「vo」に続いて「lley」の部分は、ほぼカタカナの「リ」と発音すれば良いです。
そして、「ball」の「b」は、「v」と違って、唇をぴったり閉じたところからくっきり「ボー」と発音します。
最後の「ll」のところは、少々日本人にはやっかいですが、まあ、カタカナで「ル」と言っても差し支えありません。
アクセントを「vo」のスペルの所にグッと持ってきて、その後ろは全部低く、弱く発音すれば、だいぶそれっぽい発音になります。
是非お試しください!
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
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