日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズです。
(これまでの記事一覧はこちら。)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
101:「ステレオ」
今でこそ「ステレオ」という言葉は死語になりつつあるのかもしれませんが、昔は「モノラル」という言葉の反対語としてよく使われていました。
「モノラル」というのは、スピーカー1つのみで録音したり再生したりすることです。
これに対し、「ステレオ」というのは、2つ以上のスピーカーを使い、臨場感と共に音を録音したり再生したりすることです。
今では当たり前すぎて、オーディオプレーヤーなどでわざわざ「ステレオ」という言葉を製品の売り文句にしているものは皆無でしょう。
さて、ステレオという言葉は、英語で発音すると、少しだけ違います。
<アメブロからの続きはここから>
「ステレオ」は、英語のスペルで書くと、「stereo」となります。
そのまま「ローマ字」のように読めば、なるほど、「ステレオ」となりますね。
しかし、これの発音記号は[stériou]です。
最初の「ステ」はほぼ日本語のままで構いません。
その後ろは、「レ」ではなく、「リ」と発音します。
さらに最後は、「オ」ではなく「オウ」という二重母音で終わるのです。
さらに、アクセントで言えば、日本語の場合は、最初の「ス」は低く、その後ろの「テレオ」が一律高く発音されます。
一方、英語の方では、「テ」の部分にアクセントが置かれるので、ここだけが高く、明るく発音されます。
最後の「リオウ」の部分は、低く、暗く発音されるのです。
是非、実際に声に出して発音してみてください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
(これまでの記事一覧はこちら。)
本校では、1つ1つの「発音」を丁寧に指導しています。
キレイな発音を身につけたい人、あるいは発音の上達に苦しんでいる人は、どうぞお気軽にご相談ください。