日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズです。
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125:「マネージャー」
「マネージャー」と言えば、思い浮かぶのが「芸能人」の管理をする世話係の人。
あるいは、一般の企業などでも、「グループ」や「チーム」などを管理する人のことを「マネージャー」と言います。
これは、英語では違った発音になります。
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「マネージャー」は、英語では「manager」というスペルで書かれます。
発音記号で書くと、[mǽnidʒər]となります。
そもそも、「manager」は、「manage」という動詞の語尾に「-r」がついて、「〜をする人」の意が加わったものです。
元々の「manage」も、発音記号では[mǽnidʒ]となるのです。
「manage」は、カタカナで書くとしたならば、「マァニヂ」という感じです。最後の「ヂ」は無声音となります。
語尾に「-r」がついた「manager」も、途中までは同じ発音で、最後が「ヂャー」という感じになるだけです。
で、日本語の場合は「マネージャー」というのは「マ」が低く、その後ろの「ネ」から後ろの音が高くなるのが普通です。
しかし、英語の「manager」は、発音記号を見てお分かりの通り、「na」のスペルのところにアクセントが置かれます。
つまり、最初の「マ」に当たる部分は、英語では低く、弱く発音されるのです。
さらに、「na」のスペルの部分は、日本語では「ネー」と発音されがちですが、正しい英語の発音としては「ニ」という音になるのです。
最後に、「ジャー」の部分は、日本語では「舌先」を口の中のどこにも触れないで発音することができますが、英語の場合は「d」の発音記号が含まれますので、舌先をしっかりと口の中の天井(上あご)のやや前の方につけてから「ヂャー」と発音しなくてはなりません。
日本語で「マネージャー」と発音しても、英語で全然通じないということはありませんが、とても奇妙な発音だなと思われるのは間違いありません。
是非、覚えておいてくださいね。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
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