日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズです。
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140:「オーロラ」
北極圏などの空でよく見られる現象、「オーロラ」。
これは英語では少し違った発音、あるいは違った表現となります。
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「オーロラ」は、英語では「aurora」と「northern lights」の2通りの表現の仕方があります。
前者の「aurora」をなんとなくカタカナで読んだものが日本語の「オーロラ」に当たります。
しかし、「aurora」自体の発音は、カタカナの「オーロラ」とは少し違います。
「aurora」の発音記号は[ərɔ́ːrə]となります。
これをカタカナで表記するとしたならば「オローラ」となります。
この場合、最初の「オ」はとても弱く発音されます。日本語では最初の「オー」に力が入るような感じかもしれませんが、英語の「aurora」では、最初の「オ」が弱く発音されるのです。
そして、英語の場合は「ロー」にアクセントが置かれ、しかもここは「r」の発音にしなくてはなりません。
最後の「ラ」もまた「r」の発音で、ここは再び「弱く」発音されます。
というわけで、「aurora」という単語の発音は日本語の「オーロラ」とは違っているのですが、そもそも「オーロラ」という意味では、「aurora」ではなく、「northern lights」という表現の方がよく使われるようです。
通例、「the」をつけて「the northern lights」としたり、さらには頭文字を大文字にして「the Northern Lights」とすることもあります。
どちらにしても「lights」は複数形となる点に注意しましょう。
また、「南極」あたりで見られるものは「the southern lights(またはthe Southern Lights)」という表現になるようです。
カタカナで「オーロラ」と言って通じない場合には「the Northern Lights」と言えば理解してもらえるでしょう。
是非、覚えておいてください。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
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