日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。

それをご紹介していくシリーズです。
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158:「ボランティア」

 

「営利」を目的としないで人の役に立つような活動を行う人のことを「ボランティア」と言いますね。

この言葉の正しい英語の発音は、日本語の発音とは少し違っています。

さあ、今日も一緒に勉強しましょう!

 

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「ボランティア」というのは、英語では「volunteer」というスペルで書かれます。

これの発音記号は[vὰləntíər]となります。

カタカナで書くとしたなら「ヴォランティア」という感じです。

一見、日本語の「ボランティア」という発音とあまり違わないように思うかもしれませんが、2つほど注意点があります。

まず1つ目の注意点は最初の「vo」の部分。

ここは、「v」のスペルなので、「b」のように上下の唇をつけた状態から発音するのではなく、「上の前歯4本ていど」と「下唇のやや内側」をこすり合わせるような感じで発音しましょう。

カタカナで区別するなら「ボ(bo)」ではなく「ヴォ(vo)」ということです。

 

そして、2つ目の点は「アクセント」です。

この単語には「2つのアクセント」があります。第一アクセントは後半の「teer」の部分に置かれ、第二アクセントは最初の「vo」の部分に置かれます。

「第二アクセント」というのは、気持ちとしては少々強め、あるいは長めに発音しますが、決して「第一アクセント」よりも目立ってはいけない、という感じです。

なので、最初の「ヴォ」の部分は、気持ち長めに発音しつつ、一番強いアクセントは「ティア」の「ティ」の部分に置くようにしましょう。

日本語では「ボランティア」という言葉は最初の「ボ」は低く、「ラ」の部分で高くなり、その後はまた低くなる、という感じの音程で発音されます。

英単語を発音する際、今回の「volunteer」のように「アクセントの位置」がまるで異なるような場合には、実際の会話などでは想像以上に通じないということがありますのでご注意を。

 

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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!

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