日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。

それをご紹介していくシリーズです。
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171:「ビジョン」

 

「ビジョン」というと、日本語では「未来への展望」などを表す言葉として定着していますね。

しかし、これをそのままカタカナの発音で英語として使おうとすると、通じない可能性があります。

さあ、今日も一緒に勉強しましょう!

 

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「ビジョン」は「vision」というスペルで書かれます。

これを発音記号で書くと、[víʒən]となります。

カタカナで書くなら「ヴィジョン」という感じです。

日本語のカタカナと異なる点は「2つ」あります。

まず、最初の「ビ」の音は、「b」ではなく「v」ですので、「下唇」と「上の前歯」の間に空気のこすれる音を先行してから「ヴィ」と発音しましょう。

くれぐれも「上下の唇」をぴったりつけた状態から「ビ」と言わないようにしましょう。

続いて、「ジョ」の部分。

この部分は、発音記号では[ʒ]となっています。

これと似た発音記号で[dʒ]というものがあります。

[ʒ]と[dʒ]はどちらもカタカナで書くなら「ジュ」のような音になります。

しかし、[ʒ]には[d]がなく、[dʒ]には[d]があります。

[d]だけを発音する時は、舌先を上の前歯の内側の歯茎あたりにつけてから発音します。

つまり、[dʒ]の場合は[d]と同じ位置に舌先をつけてから発音し始めるのに対し、[ʒ]の場合は、「舌先をどこにもつけずに」発音することになります。

そうすると、出てくる「音」が違ってきます。

今回の発音は[d]を含まない音ですので、舌先をどこにもつけず、空気が先に漏れ始めるような感じで「ジョ」と発音するようにしましょう。

 

是非覚えておいてください!

 

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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!

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