日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。

それをご紹介していくシリーズです。
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187:「グルコース」

 

「グルコース」というのは「ブドウ糖」のことです。

「ブドウ糖」は、「でんぷん」が分解されるとできあがるもので、人間の「脳」のエネルギー源とも呼ばれています。

というわけで、ブドウ糖のことを「グルコース」と呼ぶのですが、これ、英語では少し違った発音となります。

さあ、今日も一緒に勉強しましょう!

 

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「グルコース」は、英語では「glucose」というスペルで書かれます。

これの発音記号は[glúːkous]です。

カタカナで敢えて書くとしたなら「グルーコウs」です。

あら? 日本語のカタカナであまり違わないのでは? と思うかもしれませんが、音にしてみるとだいぶ違っています。

日本語の場合は最初の「グ」は低く発音され、その後の「ルコ」が高く、その後の「ース」が低く発音されるのが普通です。

しかし英語の場合は、最初の「グ」が低いというのは日本語と同じですが、そのあとの「ル」は「ルー」というように長く発音されます。

しかも、「ルー」とただ伸ばすのではなく、「ルー」と伸ばしながら音程をグッと下げていくのです。

「音程をグッと下げる」というのは、英単語を発音する際、「アクセント」を明確にする意味でとても重要です。

さらに、ここの「ルー」は「L」の発音ですから、こもった音ではなく、口の中の「天井の真上」と「前歯」の真ん中当たりに舌先をくっつけ、少し滑らせて「舌先をはずす」ようにしながらハッキリと「ルー」と発音しましょう。

「ルー」が上手に発音できたら、今度は「コウ」という二重母音の音を出します。

「コー」と伸ばさないように気をつけましょう。

最後の「s」は無声音です。

単語全体を発音してみると、日本語の発音とはだいぶ違っていることがお分かりになると思います。

是非、実際に声に出して練習してみてくださいね。

 

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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!

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