日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。

それをご紹介していくシリーズです。
(これまでの記事一覧はこちら。)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
216:「テキスト」

 

「テキスト」というのは、日本語では「教科書」のような意味で使われることが多いですね。

しかし、「教科書」という意味で「テキスト」と言っても、英語では通じないことでしょう。

さあ、今日も一緒に勉強しましょう!

 

<アメブロからの続きはここから>

 

「教科書」という意味での「テキスト」は、英語では「textbook」という言葉になります。

そうです、「book」という言葉をつけなくてはならないのです。

「book」がつかない「text」という言葉もあります。

これは「本文」という意味だったり、「文字列」という意味だったりします。

つまり、「text」だけでは、教科書のような「冊子」の意味としては伝わらないということです。

 

さらに、発音もみてみましょう。

「textbook」の発音記号は、[téks(t)bùk]となります。

これをカタカナで書くとしたら、「テェksブッk」となります。(「k」と「s」は無声音)

アクセントは最初の「テ」ですが、これは日本語でも同じような感じになるのでさほど苦労はしないでしょう。

問題は「テ」の次です。

日本語では「キ」と発音されますが、英語では「キ」ではなく「ク」の音で、しかも「ク」を無声音にした音となります。

「無声音」というのは、内緒話のように「喉の声帯」を震わせずに出す音のことです。

「text」だけならば、語尾は[kst]という発音になり、「クストゥ」を無声音にした発音となるわけですが、「book」がうしろにつくと、「text」の最後の「t」が消えてしまうことがあります。

「t」を発音しても良いのですが、そうすると単語全体を1つにまとめるように発音するのが難しくなります。

「textbook」の場合、真ん中の「t」はむしろ発音しない方が全体が1つにまとまって聞こえます。

是非覚えておいてくださいね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!

(これまでの記事一覧はこちら。)

 


 

本校では、1つ1つの「発音」を丁寧に指導しています。

キレイな発音を身につけたい人、あるいは発音の上達に苦しんでいる人は、どうぞお気軽にご相談ください。