日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズです。
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229:「ベージュ」
洋服、壁紙、生地などの色で「ベージュ」という言葉をよく耳にしますね。
私の中ではなんとなく「肌色」のような色なのかなと思っていましたが、この記事を書くにあたり調べてみたら、もっと別の表現があったことが分かりました。
「ベージュ」というのは、染色や漂白されていない「羊毛」の色だそうで、他にも「ラクダ色」などとも言われているようです。
この言葉はカタカナでそのまま英語で通じないこともありませんが、正しい発音の仕方を知っておくと良いでしょう。
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「ベージュ」は、英語では「beige」というスペルで書かれます。どうやら「フランス語」から来た言葉のようです。
「beige」の発音記号は[béiʒ]となります。
これをカタカナで書くなら、「ベイジュ」のようなとなります。
まず、日本語のように「ベー」と伸ばしてはいけません。
きちんと「ベイ」という二重母音で発音するようにしましょう。
また、最初の「ベ」のところにアクセントが置かれるので、ここが高く、強く発音されますが、その直後の「イ」からはグッと低く、弱くなります。この「ベ」から「イ」への音の下がり具合がそのままアクセントの強さとなります。
最後は「ジュ」という音ですが、この発音記号は[dʒ]ではなく[ʒ]となっています。
「g」というスペルには、通常は[dʒ]が対応するはずなのですが、この言葉はフランス語からきているためか、「g」というスペルであるにも関わらず[ʒ]の発音となっています。
[dʒ]の場合は舌先を「d」の発音時と同じところにあてた状態で発音し始めます。
しかし[ʒ]の場合は、舌先はどこにも触れない状態で、舌先が浮いたような感じで空気をはきだしながら「ジュ」と発音していきます。
しかもこれは「無声音」となりますので、喉を「ウ」というように振動させてはいけません。
単語全体としては、日本語の「ベ」と同じように、英語のスペルも「b」となっているので、カタカナのまま「ベージュ」と発音してもたいてい通じると思います。
ただ、二重母音とアクセントに注意して発音すると、さらに通じやすくなるはずです。
是非覚えておいてくださいね。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
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