日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズです。
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262:「コックピット」
航空機の操縦室のことを「コックピット」と言いますね。
これは「英語」の言葉から来ているわけですが、英語としての発音はほんの少し違っています。
カタカナのままで通じないこともないでしょうが、正しい発音を覚えておくと良いでしょう。
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「コックピット」という言葉は、英語では「cockpit」というスペルで書かれます。
これの発音記号は[kάkpìt]となります。
まあ、カタカナで書けば「コァックピッt」という感じで、最後の「t」を無声音にすればほとんど日本人が発音する「コックピット」と同じ感じになってしまいます。
しかし、例によって、カタカナの発音とは「アクセント」の位置が大きく違っていますので、そこを注意しないと英語としては通じにくくなってしまいます。
この単語には、アクセントが2つあります。
最初の[ά]の部分が1つ、そして後半の[ì]の部分がもう1つ
第1アクセントは前半の[ά]ですので、ここをグッと強く、高く発音すると良いでしょう。
そして、第2アクセントの[ì]の部分ですが、これはあまり強く発音しなくても良いです。
強く発音しなくても良いどころか、むしろ「弱く」発音すべきです。
アクセントが2つある単語の場合、第2アクセントにはほとんど強さはありません。「少し長めかな」という程度に発音すれば良いのです。
また、「cock」と「pit」を2つに分けて発音するのもよくありません。
最初の「コァ」の部分にアクセントを置いたら、一気に、最後まで駆け抜けるように、1つの単語として発音しましょう。
聞こえた音の印象としては、「コァ」の部分しか聞こえないくらいな感じです。
是非覚えておいてくださいね。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
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