日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。

それをご紹介していくシリーズです。
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264:「チャック」

「チャック」というのは、よく「衣類」などについている、小さな取っ手を引っ張ることで生地と生地の間を閉じたり開けたりすることができる仕組みのことですね。「ファスナー」とも呼ばれます。

「チャック」はカタカナで書かれるので、このまま英語として通じるのではないかと思う人もいるかもしれませんが、実はこれは英語では全く通じません。

さあ、今日も一緒に勉強しましょう!

 

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「チャック」は、英語では一般的に「zipper」と呼ばれます。「fastener」とも呼ばれますが、私は個人的には「zipper」の方をよく聞きます。

日本語でも「ジッパー」という言い方がありますが、それに当たる英語が「zipper」です。

「zipper」の発音記号は[zípər]となります。

最初の音は「ジ」ではなく「ズィ」という感じですのでご注意を。

それで、肝心の「チャック」という言葉ですが、これは「巾着(きんちゃく)」から作られた造語であるとのこと。

英語として「チャック」に近い音の単語は「chuck」となり、「投げる」や「捨てる」などといった意味となりますので、「ファスナー」や「ジッパー」の意味で「チャック」と言っても英語では全く通じないことでしょう。

「ファスナー」ならば通じると思いますが、アメリカ英語では「zipper」と表現するのが無難だろうと思います。

是非覚えておいてくださいね。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!

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