日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズです。
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283:「スリル」
喜び、恐怖、不安、感動などによって得られる「ぞくぞくする感覚」のことを「スリル」と言いますね。
これ、カタカナのままで発音しても通じない英単語の中でもかなりの「通じなさっぷり」だと思います。
<アメブロからの続きはここから>
「スリル」は、英語では「thrill」というスペルで書かれます。
「thrill」の発音記号は[θríl]となります。
まず、この単語のアクセントは「í」の部分ですので、日本語のカタカナのように「ス」を高く発音してしまっているうちは英語では通じません。
そして、「í」のアクセント部分の前についている子音は「L」ではなく「R」ですので、「R」の発音をキチンとしなければ、これまた通じません。
つまり、「R」と「í」の部分を合わせた「ri」の部分を正しく、強く発音しなければ、「thrill」という単語として認識してもらえないということです。
さらに難しいのは、最初の「th」のスペルの部分の「θ」という発音記号の部分です。
これは「舌の前の方」と「上の前歯4本ほど」を使って、「空気をこすり出す音」として発するのですが、この時に「ノド」を振動させて、声を出してはいけません。
「θ」の発音は無声音となります。
そして、「θ」の発音のすぐ後に、音の隙間をつくらずに「ri」の音につなげなくてはならないので、これまた難しいのです。
さらにさらに、最後の「L」の発音は、日本語の「ル」とは少し違います。
単語の最後が「L」の発音で終わる場合は、舌先をつけっぱなしにし、ノドから「ウゥ」のような音を発します。
というわけで、日本語のカタカナの「スリル」という言い方とはだいぶかけ離れた発音となりますので注意が必要です。
是非覚えておいてくださいね。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
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