日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。

それをご紹介していくシリーズです。
(これまでの記事一覧はこちら。)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
288:「リストアップ」

必要なものや事柄を選び出したり思い浮かべたりしながら、それを一覧にしていく行為のことを一般的に「リストップする」と言いますね。

いかにも「英語」から来たような言葉に思われますが、実はこれは英語ではそのままの表現で使われません。

さあ、今日も一緒に勉強しましょう!

 

<アメブロからの続きはここから>

 

「リストアップする」というのは、英語では単に「list」という言葉で表現されます。

普通、英語では「list up」という表現は使われません。

おそらく英語圏のネイティブ達が「list up」という言葉を聞くと、その「up」の部分を「完全な」という意味として解釈するのではないかと思います。

「up」には「完全な」という意味があります。

「完全な」の他に、「上の方に」や「目が覚めて」や「起動して」といった意味もあります。

ただ、「list」という言葉自体に「一覧にする」という意味がありますので、「上の方に」や「目が覚めて」や「起動して」という意味に解釈するのは無理があります。

なので、ネイティブ達がもし「list up」という表現を耳にしたならば、おそらく「完全に一覧にする」という意味で解釈することでしょう。

「up」が「完全に」の意味になる表現としては、例えば、「clean up(完全にキレイにする)」や「eat up(完全に食べ尽くす)」などがあります。

「list up」という表現をそのまま解釈するとしたならば、「完全に一覧にする」ということになります。

このことは、日本語の「リストアップしよう」と言った場合の「候補をいくつか挙げましょう」という意味とは少し異なります。

「いくつか挙げる」では、「up(完全に)」の意味にはならないからです。

もしも「up(完全に)」の意味を含めるとしたならば、例えば、次のような例文となります。

We need to have everything listed up by tomorrow.
「我々は明日までにすべてを完全に一覧にしなくてはならない。」

このような意味合いで「up」が使われるのであれば違和感はありません。

「いくつか挙げよう」という「いくつか」の意味ならば、「up」を使わずに単に「list」だけで表現するのが良いでしょう。

ちなみに、「何かを一通り揃えて並べる」と言いたい場合には「have 〜 lined up」のように表現されます。この表現は「〜を準備する」という意味でも使われますが、「up」が含まれるので「完全に」という意味合いが含まれるのです。

是非覚えておいてくださいね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!

(これまでの記事一覧はこちら。)

 


 

本校では、1つ1つの「発音」を丁寧に指導しています。

キレイな発音を身につけたい人、あるいは発音の上達に苦しんでいる人は、どうぞお気軽にご相談ください。