日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズです。
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317:「シード」
スポーツの競技大会などで「シード」という言葉がよく使われます。
強い選手同士、あるいは強いグループ同士が、トーナメント戦の最初の方で対戦しないように調整するため、強い選手やグループに「シード権」というものが与えられることがあります。
「シード」という言葉は英語から来ている言葉ですが、これをそのまま日本語のカタカナのまま使っても、英語では意味が通じないということがありそうです。
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「シード」という言葉は、英語の「seed」に当たります。
「seed」の発音記号は【síːd】ですので、発音の際は「シー」ではなく「スィー」のようにしましょう。
さて、問題は「発音」だけではなく、「seed」という言葉の使い方です。
「seed」という言葉は、この1語だけで「シード権が与えられた選手(またはグループ)」の意味となります。
この言葉は元々は「テニス」で使われたのが最初のようですが、「ランキングの高い順」に「シード権」が与えられていくのが普通です。
一番強い選手は「第一シード」、次に強い選手は「第二シード」のように定められるようです。
「第一シード」は「top seed」あるいは「first seed」のように表現され、「第二シード」は「second seed」のように表現されます。
「Aさんは第一シードに選ばれた。」と言いたい場合には、「A has been named the top seed.」や「A was confirmed as the first seed.」のように表現することができます。
あるいは、「seed」には「シード権を与える」という動詞としての働きもありますので、これを過去分詞にして「seeded」とすれば「シード権を与えられた」という意味の形容詞として使うこともできますし、「受動態」にして述部で使うこともできます。
「A, the first seeded player for the tournament, did not make it to the final.」(Aは、そのトーナメントで第一シードを与えられた選手であったが、決勝までは進めなかった。)
「A has been seeded first for the tournament.」(Aはそのトーナメントで第一シード権が与えられている。)
是非覚えておいてくださいね。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
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