日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズです。
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368:「バイオリン」
楽器の「バイオリン」。誰でも知っていることでしょう。
これは日本語のカタカナ発音のままでも通じそうに思えるかもしれませんが、場合によっては「全く通じない」という可能性もかなりあります。
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「バイオリン」は、英語では「violin」という語で表現されます。
「violin」の発音は、[vàiəlín]です。
英語の発音として注意すべき点は主に「2つ」です。
まずは、毎度おなじみ「アクセントの位置」です。
日本語のカタカナ発音の場合は、「バ」が低く、「イオリン」が高くなる、あるいは、最初の「バ」からずっと最後まで一定の音、という感じで発音されるのが普通だろうと思います。
ところが、英語の場合は、最後の「li」の文字の部分、つまり「リ」に当たるところに第一アクセントが置かれているので、ここだけが高く、強く発音され、これ以外の部分は低く、弱く発音されるのです。
アクセントの位置が変わることで、単語の印象がガラリと変わります。
次に注意すべき点は、最初の「v」の文字です。
日本語の「バイオリン」の発音では、「バ」の発音の際に、「上下の唇」をぴったり閉じた状態から発音するのが普通です。
「上下の唇」をぴったり閉じた状態から発音するのは、英語では「v」ではなく「b」の文字の時です。
つまり、日本人が、上下の唇をぴったり閉じた状態から発音してしまうと、英語圏ネイティブにとっては「v」ではなく「b」に聞こえてしまいます。
「b」から始まる単語であり、かつ、アクセントの位置も後ろに置かれていない単語って………なんだろう?
というように、日本人がカタカナで発音する「バイオリン」は、よほど楽器の話をしているなど、話の流れから想像できるような場面でない限り、なかなか通じにくい音なのです。
是非覚えておいてくださいね。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
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