日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。

それをご紹介していくシリーズです。
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370:「シャベル」

前回、「スコップ」というテーマで書きましたが、「スコップ」と「シャベル」は、日本人にとってもややこしいですね。

今回は「シャベル」という言葉について考えてみたいと思いますが、これもまた、そのままでは英語として通じにくい言葉です。

さあ、今日も一緒に勉強しましょう!

 

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前回、英語では、「両手」で使う大きなものを「spade」あるいは「shovel」と呼び、「片手」で使う小さなものを「gardening shovel」や「garden trowel」や「scoop」と呼ぶ、と説明しました。

大きなものも小さなものも、「shovel」という言葉は「掘る」ということを目的としたものであると言えます。

日本人の中で、特に東日本の人が「シャベル」と言えば、それは園芸などで「片手」で使う小さなものを指しますが、それは、そのままでは英語では通じません。

あるいは西日本の人が「シャベル」と言えば、それは「両手」で使う大きなものを指しますが、それでも英語ではそのままでは通じません。

どちらにしても、「shovel」という言葉の「発音」に注意が必要です。

「shovel」の発音記号は[ʃʌ́vl]となります。

これを見てお分かりの通り、アクセントのある母音は「オ」ではなく、むしろ「ア」です。

つまり、「sho」の部分は「ショ」と発音するのではなく、「シャッ」という感じで発音するということになります。

また、その後の「vel」の部分には、「エ」という音は入りません。[vl]という、子音が2つ並んだような発音となります。カタカナで格なら「ヴゥ」という感じです。

単語の最後が「L」の音で終わっている時は、「ル」という音にするのではなく、「ル」と発音する際に「舌先」がつくところに舌先を「つけっぱなし」の状態にしながら喉から「ウゥ」という声を出すのです。

つまり、[vl]という発音記号は「ヴゥ」という感じになるのです。

ちなみに、「shovel」は前述の通り「掘る」ということを目的にした道具ですが、「scoop」は「掘る」のではなく「すくう」ということを目的にした道具です。

また、「scoop」の発音は[skúːp]となりますので、「スコップ」ではなく「sクーp」という感じ(「スクープ」の最初の「ス」と最後の「プ」が無声音となった音)となります。

是非覚えておいてくださいね。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!

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