日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。

それをご紹介していくシリーズです。
(これまでの記事一覧はこちら。)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
381:「レディーファースト」

公式な場面で、テーブル席についたり、部屋の中に入ったりする際に、「女性を優先させる」という考え方のことを「レディーファースト」と言いますね。

英語では、そのままカタカナで「レディーファースト」と発音してしまうと、「おや?」という顔をされてしまう可能性があります。

さあ、今日も一緒に勉強しましょう!

 

<アメブロからの続きはここから>

 

「レディーファースト」は、英語では「ladies first」というスペルで書かれます。

「ladies」の発音記号は[léidiz]です。

これを敢えてカタカナで書くなら「レイディz」のようになります。最後の「z」は、「ズ」という音を無声音(声帯を震わせずに出す音)にしたものです。

日本語の「レディー」と比べると、最初が「レ」ではなく「レイ」という音にしなくてはならないという点と、最後に「z」という音をつけるという点が異なります。

さらに、「first」の発音記号は[fə́ːrst]です。

これを敢えてカタカナで書くなら「ファーst」のようになります。最後の「st」は、「ストゥ」を無声音にしたものです。

「ファー」の部分には、[əːr]という発音記号が含まれており、この発音記号は、こもって「アー」と発する音に対応します。

つまり、日本語の「ファー」とは違い、こもった感じで「ファー」と言わなくてはならない、ということです。

ちなみに「ladies first」というのは「考え方」のことですので、実際に女性に先に何かを譲る時に「ladies first」と言うわけではありません。

「go」という動詞を用いて、「〜という考え方で進める」という表現があり、それを使って「go ladies first」と表現すれば「女性優先の考え方で進める」といった意味になります。

是非覚えておいてくださいね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!

(これまでの記事一覧はこちら。)

 


 

本校では、1つ1つの「発音」を丁寧に指導しています。

キレイな発音を身につけたい人、あるいは発音の上達に苦しんでいる人は、どうぞお気軽にご相談ください。