日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。

それをご紹介していくシリーズです。
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383:「テロップ」

「テロップ」とは、テレビ放送業界で使われる言葉で、テレビカメラを通さずに画面に文字を示す装置、あるいはそれによって画面に表示された文字のことを表す言葉です。

この言葉は、おそらくそのままカタカナで発音しても英語圏ネイティブには通じないことでしょう。

さあ、今日も一緒に勉強しましょう!

 

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「テロップ」は、元々「television opaque projector」という言葉だったものが略された言葉です。

これは、1949年にアメリカの「the Gray Research & Development Company」という会社が開発した装置と言われています。

「Telop」は、辞書には載っていませんが、これを発音記号で書くとしたなら[téləp]となります。

「Telop」は1949年に導入された後さらに改良され、1952年には「Telop II」となり、1954年には「Telop III」となってアメリカのテレビ業界で広く使われるようになりました。

ところが、1970年代から1990年代にかけて、コンピュータによる画像処理技術が発達するにつれて、Telopはだんだん使われなくなっていったようです。

アメリカのテレビ業界では今では「Telop」という言葉は使われていないようですが、日本のテレビ業界では、「Telop」という装置が使われなくなった後も、「画面に文字を表示すること」を一般的に「テロップ」と呼ぶようになったそうです。

「テロップ」という言葉自体を今でも使っているのは、どうやら世界の中でも「日本だけ」のようなのです。

肝心の「発音」ですが、日本語の「テロップ」という発音は、英語の「Telop [téləp]」とほとんど同じなので、発音が原因となって通じない、ということはないでしょう。

しかし、前述の通り、「Telop」というもの自体がアメリカでは既に使われなくなっているので、この言葉は一般市民はもちろんのこと、おそらくアメリカのテレビ業界の人達であっても、よほど昔のことを知っている人でないと通じないことでしょう。

では、日本語の「テロップ」を英語でどのように表現するかというと、英語では「subtitles」という言葉で表現されます。

是非覚えておいてくださいね。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!

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