国際会議の仕事をしていると、日々、メールでのやり取りで業務のほとんどの時間を取られてしまうことがあります。

そんな中「メールをそちらに送ろうとしたけれど送れない」とか「ウェブシステムからの自動メールがこちらに届かない」とか、そういうトラブルに関する問い合わせもちらほらとあります。

インターネット上の「ウェブシステム」とか「フォーム」とかに名前やら住所やらを入力して「送る」というボタンを押せば自動メールが届くという仕組み、よくありますよね。

あの仕組みで「メールが送られてこない」というトラブルが発生するのは、「受信しようとする人」の方で、スパムメール対策をしているのが原因です。

ウェブから送られて来る自動メールは、「機械」が送るものなので、スパムメール設定の仕組みがそれを「迷惑メール」として認識してしまうと、それを「受け取らない」という処理をしてしまうようです。

こういう場合は、予め送られて来る自動メールのアドレスを「受け取る」というように設定するか、あるいはそういうスパム設定などをしていない別のメールアドレスで受け取るようにするくらいしか方法はありません。

「メールを受け取れない」というのは、送る側が確実にメールを配信しているのならば、「それは受け取る側の問題だ」ということです。

という話はよく聞くのですが、今日は、「メールを送れない」というトラブルについてはじめて知りました。

「メールを送れない」のは、一見すると上述のように「受け取る側が悪い」ように思えますが、実はそうでもないようなのです。

ネットで調べてみますと、送信サーバーの「ポート」を「25」にしていると、ウィルス感染などで勝手に迷惑メールを送るようなことを防ぐことができるらしいです。(私も詳しいことはよくわかりませんが。)

で、ポートを「25」にしていると、迷惑メールではないにもかかわらず、送り先のメールアドレスの「@以下のドメイン」と「サーバー名」が合致しない場合など(レンタルサーバを使っているとこうなるけど、今では一般的によくみられる)、メールを送信できなくしてしまうのです。

そういう時にはポートの数字を「25」から「587」に変えると送れるようになったりすることがあるようです。

つまり、「メールを送ってもエラーで返ってくる」ということがあった場合に、「受け手側でスパム対策をしている」という場合もあれば、「送り手側の設定で送ることができない」という場合もある、ということなのです。

メールが届かない、メールが送れない、なんていうトラブルで時間を取られるのは本当にもったいない気がするのですが、「送る方にも原因がある」というのは、今日、はじめて知りました。

昨日の海外送金といい、今日のメール送信のポートの話といい、まだまだ知らないことはたくさんありますなぁ。

<おしまい>

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