本校では、自分で「文法書」を読んで考える、ということをベースに授業を進めていきます。
「文法」というものは「覚える」ものではなく「考えてから理解する」ものです。
「考えてから理解する」ためには、結局は「自分の頭」を使わなくてはなりません。
しかし、「文法書を読む」ということをする際に、読んでいる文章がなかなか頭に入っていかない人もいます。
そうかと思えば、どんどん理解していく人もいます。
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「文を読む」という行為をしている時、その人の頭の中で何が起きているのかは外の人には見えません。
しかし、文を読んだ後で、その内容について説明してもらうとそのことがよく分かります。
本校でのレッスンは、「文法書を自分で読み、自分で考え、そして理解したことを説明する」というスタイルになっています。
こうすることで、「文を読む」ということをしている人の「頭の使い方」というものが見えてくるのです。
読んだ文章が頭に入っていかない人に共通しているのは、「言葉の1つ1つを大切にしていない」ということです。
パ〜っと素早く読んでしまい、あるいは、目に入ってきた「主要な言葉」だけを抜き出し、そして「勝手に自分で文を書き換える」ということすらあります。
一方、すぐに理解する人は、1つ1つの言葉をとても大切にしながら読みます。
あるいは、言葉と言葉の間に「本来入っているべき言葉」までもきちんと見つけながら読みます。
こうやって丁寧に文章を読んでいくと、それなりにゆっくりと読む感じになります。
しかし、丁寧に読んでいく人は、大ざっぱに読んでいく人に比べ、理解が遥かに早いのです。
「ゆっくり、丁寧に読む」ということをしている人の方が理解が早く、
「早く、大ざっぱに読む」ということをしている人の方が理解が遅いのです。
文章を読んでいる時の人の頭の中をのぞき見ることはできませんが、自分自身で「ゆっくり、丁寧に読もう」という意識を持つことはできます。
1つ1つの言葉を大切にする。
是非、実践してみてください。
本校では、「文章の読み方」についての指導も丁寧に行います。
文章を読む際の自分の頭の使い方の「癖」を知ることで、より上手に、文章を読むことができるようになります。
さらには、読むだけではなく、「人に何かを説明する」ということも上手になります。
これは英語学習だけでなく、仕事や日常的な事柄にも大変役に立ちます。
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