「すぐにできるようになる人の共通点」について考えていくコーナー。
前回までに2つの共通点をご紹介しました。
英語教師として15年以上指導してきた経験から、「すぐにできるようになる人の共通点」を色々と考えてきました。
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前回までに、「すぐにできるようになる人」の共通点として、以下の2つをご紹介しました。
1. 客観力が高い
2. バランスが良い
今日は3つ目です。
3つ目は、「自立心を持ち、自分で考え行動する」という点です。
すぐにできるようになる人は、「自分で考える」ということをたくさんします。
そして、考えて納得したら、あるいは納得しなくても考えながら、自らの意志で行動に移します。
「自立心」が弱い人は、「誰かがやりなさいと言ったからやる」あるいは「誰かが良いと言ったからやる」というように、「誰かの指示」が行動の基本となります。
ところが、「自立心」が強い人は、「自分自身で考えたこと」が行動の基本となります。
もちろん、「自分が基準」ということが必ずしも良い結果を生むばかりではありません。
自分よりも経験が豊富な先輩方の助言を素直に聞き入れるということも、自分が成長するためには大切な要素と言えます。
しかし、仮に誰かの助言があったとしても、それをそのまま何も疑わずに受け入れてしまうのは問題です。
すぐにできるようになる人は、先輩方の助言ですら、「自分で考えるための材料」として取り込みます。
そして、前回までに挙げた「客観力」と「バランスの良さ」を使って、結局は「自分で考えて行動する」ということをします。
自分で考えようとしない人は、一見、「素直な良い人」という印象を受けそうですが、実はそういう人は「自立心」が弱く、たとえ努力をしても、なかなかできるようにはなっていかない可能性があります。
他人の意見は、自分が考えるための材料として一度受け止め、その上でその意見を採用するか、却下するか、あるいは一部だけ採用するか、ということを自分で考えて判断してみましょう。
そういうプロセスを経ている人は、何か物事に取り組んだ場合に、人よりも短い時間でできるようになります。
大事なことは、まずは「自分で考えよう」とすることです。
「自立心」を持って取り組めば、自立心を持たずに取り組んだ場合より、きっと劇的な成長が見られることでしょう。
<続く>