「すぐにできるようになる人の共通点」について考えていくコーナー。
前回までに10個の共通点をご紹介しました。
・共通点1:客観力が高い
・共通点2:バランスが良い
・共通点3:自立心を持ち、自分で考え行動する
・共通点4:アウトプットへの移行が早い
・共通点5:自分のミスにすぐ気づく
・共通点6:思考の仕方が忍耐強く、丁寧である
・共通点7:声が大きく、字がきれいである
・共通点8:最初から極端な考え方をしない
・共通点9:失敗してもドンドン次に進める
・共通点10:ちょこちょこ、こまめにたくさんやる
長年、人に英語を教えていると、「すぐにできるようになる人」と「なかなかできるようにならない人」の違いについて気になるものです。
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さて、今日は「すぐにできるようになる人」の共通点の11個目です。
11個目は、「課題を明確にしている」という点です。
前回ご紹介した「ちょこちょこ、こまめにたくさんやる」という点は、いわば「量」をこなすことにつながります。
人が何かを身につけようとするならば、そのことをたくさんこなす必要があるでしょう。
「量」をこなさなければ見えてこないものが、どのようなことにもあります。
しかし、いくら「量」をこなしていても、なかなか成長につながらない、ということもあります。
「量」をこなしているにも関わらずなかなかできるようにならないのだとしたら、原因は別のところにあります。
その原因とは、「自分で課題を持っていない」という点です。
多くの人は、何かに取り組む際、「どのような点に注意すべきか」や「どのような工夫をすれば良いか」といったことを「自分の課題」として持ちながら取り組むことでしょう。
しかし、中には、そういう意識をほとんど持たずに取り組んでいる人もいます。
自分の中で「課題」を明確にせず取り組んでいる人は、「量」をこなしてもなかなかできるようにはなりません。
課題を持たず、何も意識せず、ただ繰り返し量をこなすだけでは、できるようになるまでに途方もない時間がかかってしまう可能性があります。
逆に、自分自身で「課題」を持って取り組もうとする意識が人一倍強い人もいます。
「明確な課題」を持ち、「高い意識」を持って取り組む人は、そうでない人に比べ、身につけていくスピードも速いものです。
ある程度の量をこなしてもできるようにならない時、多くの人は「量」を増やそうと考えてしまうかもしれません。
しかし、量をこなしてもできるようにならない時は、「量が足りない」ということを疑うのではなく、「自分の中で課題を明確にしていたかどうか」を疑うべきです。
課題を明確にし、そのことを強く意識しながら取り組んでいけば、少しの量でもできるようになる可能性があります。
何かに取り組む際は、ぜひ「自分の課題」というものを明確にしながら取り組んでみましょう。
<続く>