人が何かを身につけていくには、身につけたいことを「アウトプット」しなくてはなりません。
車の運転ができるようになりたければ、自分の手と足と目を使って車を操作する練習をしなくてはなりません。
料理の腕前を上げたければ、たくさんの料理を実際に作って練習しなくてはなりません。
何かを学ぶということを「インプットすること」としてだけで捉えていると、実際には「使える」という感覚まで到達しません。
言われてみれば当たり前の話かもしれませんが、その当たり前をすっかり忘れて、「ただ努力している」という人も多いようです。
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親や教師、あるいは職場での上司や先輩。
「人に指導する」という立場の人は、指導する相手に何かしらの情報を「インプット」していくだけではいけません。
何かを経験したり、本などを読んだりして「インプット」することは大切ですが、そこで終わっては不十分です。
「インプット」したことがあったならば、今度は、そのことを何かしらの形で「アウトプット」させるべきです。
例えば、英語の勉強も同じです。
英語の教師は「文法の説明」をし、生徒達はそれを「聞いて理解」しようと努力します。
しかし、「聞いて理解しよう」というのは「インプット」の行為です。
理解が十分であるならば、その理解した内容を別の他者に伝えることもできるはず。
ところが、「聞いて理解はしたけれど、人に説明するのはうまくできない」という人はたくさんいますね。
何かを本当に理解した人ならば、そのことを「人に説明する」こともできます。
逆に言えば、「人に説明する(=アウトプットする)」ということができた時、ようやくその人はそのことを本当に「理解した」と言えるのです。
今や、学校や家庭では、生徒や子供が「どれくらいたくさんインプットしたか」に重点を置いて指導を行っているように思えます。
教師や親は、生徒や子供に何かしらの情報を「インプット」させた後で、それらを「アウトプット」させるための取り組みをすべきです。
とは言え、「アウトプット」はそんなに簡単にできませんから、最初のうちはヘタでも良いのです。
大事なことは「アウトプットの練習」です。
大人になって、社会に出てから必要な力の1つに、「自分の考えをまとめ、他者に伝えて理解してもらう」という能力が挙げられます。
「知識はあるけど、うまく表現できない」のだとしたら、その知識は十分には活かされません。
逆に、アウトプットして表現することが上手な人は、社会に出てから、たいていどのような場面でも能力を発揮することでしょう。
どのような学習であっても、「インプットの後にアウトプットを試みる」という意識を持つだけで、その効果が何倍にもなります。
これは指導者側だけが持つべき意識ではなく、学習者自身も、「インプットの後にアウトプットを試みる」という意識を持つと良いでしょう。
「インプットだけを繰り返す」という学習ではなかなか身につかなかったことも、「アウトプット」を取り入れるだけで、比較的「楽(らく)」に、そして「深く」身につけていくことができることでしょう。
教える人も、学ぶ人も、是非、「アウトプット」を重視した学習を心懸けてみてください。
本校では、英語学習の「単語」「文法」「音声」の全てにおいて、「インプット」の後に「アウトプット」を実践するような学習トレーニングを行っております。
自分が「アウトプット」したものを自分で評価することは難しいですが、本校ではそれを客観的にチェックし、評価していきます。
アウトプット重視の学習方法に興味のある方は、是非本校の説明会にお越しください。
実際に入会しなくても「説明会だけで大変勉強になりました」というお声を多く頂いております。
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