皆さん、こんにちは。英語学習コンサルタントの久末です。
今日は、言語習得の基本について、改めて考えてみたいと思います。
「英語」を身につけようとしている日本人はたくさんいますね。
ところが、彼らの英語学習法を見てみると、肝心な部分がすっかり抜け落ちていることがあります。
<アメブロからの続きはここから>
言語習得の基本は「音のモノマネ」です。
小さい赤ん坊が、言語を身につけようとする時、一番最初にやるのが「音のモノマネ」です。
不幸にも生まれつき耳が悪く、音が全く聞こえなかったとしたら、「音のモノマネ」ができません。
そういう子供は、「音」の代わりに「手」を使った言語(すなわち「手話」)を訓練することになりますが、それはまた別の話です。
口を使って「音」で誰かと意思疎通を図る、という意味での「言語」の習得は、全て「音のモノマネ」から始まるわけです。
これは「母国語」だけの話ではありません。
外国語であろうと、母国語であろうと、「音のモノマネ」こそが、言語習得の基本となります。
英語を身につけようとするならば、「音のモノマネ」を大量に行わなくてはなりません。
ところが、多くの日本人が、「音のモノマネ」をあまりやらず、代わりに「頭」を使った勉強ばっかりやろうとします。
「頭」を使った勉強が悪いわけではありませんが、それだけでは「言語の習得」にはなりません。
「口」を使い、「耳」を使い、「音」を使って何度も繰り返したことが、その人の頭の中に「言語」として深く残るのです。
社会人になって英語を使おうとする人もそうですが、中学生や高校生であっても、「音のモノマネ」がとても有効です。
なぜなら、「単語」や「文法」といったものも「音」の中に含まれてくるからです。
「音のモノマネ」を徹底して繰り返していくと、「頭」だけでなく「口」が英語を処理してくれる手助けをしてくれるようになります。
「口」が英語を理解したり、あるいは英語で文を作ったりすることを助けてくれるのです。
つまり、「単語」や「文法」の処理をしようとする時に、「口」がそれを助けてくれるので、よりスムーズに処理していくことができるようになるわけです。
そうすると、長文読解や、単語の並べ換えや、単語の穴埋めや、英文和訳などの問題を解こうとした時、「口(つまり音)」の助けによって、素早く解いていくことができるようになるのです。
「音のモノマネ」を繰り返し、「音」を味方につけて学習を進めていくと、「単語」も「文法」も楽になります。
逆に、「音ののモノマネ」をしないで「単語」や「文法」を学習していくと、とても苦しくなります。
それはまるで、耳が聞こえない人が「音のモノマネ」をしようとするのと同じくらい苦しいことなのです。
健康な耳があるのなら、それを最大限活用し、是非、「音のモノマネ」をやってみましょう。
効果が現れるまでには、それなりの時間がかかりますが、一度効果が現れてしまえば、その効果は絶大ですよ。
本校では、英語の「音のモノマネ」を中心としたレッスンを行っています。
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