多くの日本人にとって、英語は「日常」にあるものではありません。
英語を使うような仕事をしていたり、家族の間で英語を話したりするような環境にあるのでない限り、普通は「英語」というものは日本人にとっては「非日常」のものと言えます。
しかしそれでも、多くの日本人が「英語」を身につけようと必死です。
学生もそう、大人もそう。
そして、英語の学習法の1つとして「音読」というものがあり、それが良いという話はよく聞きます。
ではやってみよう、ということで、「音読」を試したことのある人も多いのではないでしょうか?
しかし、いざやってみようとすると、何をどうすれば良いのか分からない、という人も多いはず。
今日は、「音読をする」ということがどのようなことなのか、少し考えてみましょう。
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私(久末)も中学生、高校生の時には、「音読のやり方」がよく分からない学生の1人でした。
もちろん、当時は「音読が良い」ということは今ほどには世の中で言われてはいませんでした。
学校の英語の教科書を声に出して読もうとしたことはあります。
それはもちろん、周りに誰もいない状況。
誰かが聞いていようものなら、恥ずかしくて、声を出すことなどできません。
なので、音読をしようと思ったなら、まずは周りに誰もいない環境を探さなくてはならなかったのです。
そして、いざ、声に出して英語を音読してみると、「なんだか、全然英語っぽくないな」と自分のヘタな発音にガッカリするのです。
これをこのまま続けていくと、かえって良くないのではないか、とさえ思ってしまいます。
その後、私は高校2年生の夏から10ヵ月、アメリカに留学しました。
その10ヵ月のおかげで、「英語の発音というのはこういうものだ」というのが私には少しわかったように思います。
何が分かったかというと、発音には「スペル」と「発音記号」とのつながりが大事なんだということです。
「スペル」はともかく、「発音記号」は難しいと思っている人は多いことでしょう。
しかし、実際は逆です。
「発音記号を知らずに音読をする」ことの方が、よほど難しいのです。
発音記号を知ると、「スペル」と「発音」の間の橋渡しができます。
まずは「発音記号」と「実際の音」の間のつながりを理解する必要があります。
それは自分1人では難しいかもしれません。
誰か、「発音記号」と「実際の音」のつながりをよく理解していて、実際に音を出せる人に指導してもらうのが良いと思います。
ただし、結局は「自分1人で発音をする」ということをやらなくてはなりません。
最初は指導してくれる人のチェックを受けながら練習したとしても、それだけでは足りません。
周りに誰もいない環境を探して、たった1人で、声に出して音読していくのです。
自分が出している音が、「英語っぽい音」になっているかどうか確認しながら、丁寧に、発音していくのです。
誰かに聞かせる必要などありません。
たった1人、自分だけで練習すれば良いのです。
私も、そうやって練習してきました。
私の場合も、アメリカに行っていたから発音が上達したのではありません。
日本に帰ってきてから、周りに誰もいない環境で、たった1人で音読をしてきたのです。
たった1人で練習し続けた結果、今では人に発音を指導できるまでになりました。
練習しているところを誰かに聞かれるのは、今でも恥ずかしいです。
でも、今では「正しい発音」を常に意識して練習しているわけですから、闇雲に発音しようとしていた中学生の頃とは違います。
正しい発音を身につけようとして、たった1人で音読の練習をする。
それを実践した人だけが、きっと人から褒められるようなキレイな発音が身につくのではないかと思います。
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