人が何かを身につけたり、仕事や勉強をうまく進めていく時には、「固執」「バランス」というものを使い分けていくことがとても重要です。

「固執」「バランス」は、言い換えるなら「1点」「複数の点」となります。

「固執」の反意語として「妥協」や「無頓着」といった日本語がありますが、ここでは「固執」は「1点だけを大事にする」ということとして捉えることにします。

一方、「バランス」というのは「複数の点」があって初めて成立するものですから、ここでは「固執」の反意語として捉えることにします。

 

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仕事や勉強、あるいは何かしらの知識や技術を身につけていく時に、まず必要なのは「固執」というものです。

「こういうことができるようになりたい」あるいは「こういうことができるのは大事なことだ」という、強いこだわりを持った考え方や姿勢というものは、「最後までやり抜く」ということを可能にしてくれます。

逆に「別にできるようにならなくても良い」とか「特に大事なこととは思わない」というように、あまりその事に固執していなければ、少しの困難にぶつかった時に簡単に諦めてしまうかもしれません。

 

その一方で、「これが大事だ」と頭の中で思いながらも、「その逆も大事だ」あるいは「別の事も大事だ」というように、「同時に複数の考え方」を持つことも同じくらい重要です。

「同時に複数の考え方」を持つことができた時、人は「バランス」を持つことができるようになります。

仕事でも勉強でも、身につけていくスピードの早い人は総じて「バランス感覚」に優れています。

必要に応じて、「これは、今は重要だ」あるいは「これは、今は重要ではない」という選択をすることができるのです。

もちろん、常にバランスが良い方が良い、というわけではありません。

いざとなったら、「バランス」のことなど考えず、1つの考え方や姿勢に固執し、それを徹底的に貫くことも大事です。

1つの考え方や姿勢に固執するからこそ、バランスが均衡している時には決して生まれないような「大きなエネルギー」が生み出されるわけです。

バランスを崩して片方に倒れ込む時こそ、最大のエネルギーが得られる、ということです。

 

「固執」「バランス」の両方を持ち合わせている人は、場面場面によって両者を切り替えることができます。

「固執」は、言い換えれば「自分の1つの見方を信じること」であり、「バランス」は、逆に「自分の1つの見方を疑い、他の見方を探すこと」と言えます。

自分を「信じる気持ち」が強い人は「固執」に偏り、自分を「疑う気持ち」が強い人は「バランス」に偏ります。

どちらにも良い点と悪い点があります。

仕事や勉強をうまく進めていくことができない人は、自分が「固執」と「バランス」のどちらに偏っているのか、自分自身を改めて見つめ直してみてはいかがでしょうか?


 

本校では、「英語のレッスン」を行うと同時に、学習者自身が「固執」と「バランス」のどちらに偏っているかを一緒に考えていくようなアドバイスも行っております。

興味のある方は、是非一度、本校の無料説明会にお越しください。

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