前回、「できる人」は「頭が良い人」であると書きました。
「頭の良さ」というものは生まれた時点で決まるとは限りません。
後天的に、自らの意志によって「頭の良さ」を獲得していくことはたいてい誰にでも可能です。
さて、今回は「できる人はここが違う」というポイントの2つ目を、私なりの主観ですがご紹介いたします。
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何年も人に英語を教えていると、「できる人」と「そうでない人」の違いがとても気になるようになります。
「できる人」に近づくためには、「そうでない人」は何をするべきなのでしょうか?
そういう視点で観察し続けた結果、私(久末)はあることに思い至りました。
それは、「できる人」ほど、「こだわるポイント」と「こだわらないポイント」の選択とコントロールが抜群に良いということです。
一方、なかなかできるようにならない人ほど、妙な観点で1つのことにこだわり続けたり、あるいは必要な場面でそのことに無頓着だったりします。
勉強でも仕事でも、「ここはこだわるべきだ」というポイントは人によって異なることでしょう。
そして、「こだわるべきポイント」が必ずしも常に1つとは限りません。
2つ、あるいは3つ以上のポイントを同時にこだわらなくてはならないこともあるでしょう。
できる人は「広い視野」で全体を眺めながら、「こだわるポイント」と「こだわらないポイント」を見極めていきます。
そこには「時間」と「完成度」というバランスも組み込まれています。
こだわるポイントを増やし過ぎてしまうと、「完成度」は高くなるかもしれませんが、その分「時間」がかかります。
逆に、こだわるポイントが少なすぎると、「時間」は短縮されるかもしれませんが「完成度」は下がりやすくなります。
あるいは、こだわるポイントが少なかったとしても、「こだわりの程度」が強すぎてしまうと、やはり「時間」がかかる割りには「全体の完成度」は下がってしまうことでしょう。
できる人は、限られた時間の中で最大限の完成度を達成するにはどうすべきか、ということを考えながら、自身の経験も含め、こだわるべきポイントを選んだり、その程度(強さ)をコントロールしたりします。
一生懸命がんばっているのになかなかできるようにならない人を見てみると、「こだわるべきポイント」の選択が適切でなかったり、あるいはこだわりの程度が強すぎたりするように思います。
では、「こだわるポイント」を適切に選んだり、その程度をコントロールするにはどうしたら良いのか?ということが次なる疑問となります。
そのことについては、また次回、考えてみたいと思います。
次回の記事をどうぞお楽しみに。