日本人の中には「英会話」というものができるようになりたい人がたくさんいます。
「英会話」という言葉はとても奇妙な言葉です。
「中国語」や「イタリア語」や「フランス語」ならば、「中国会話」とか「イタリア会話」とか「フランス会話」などとは言わないのに、英語だけなぜか「英会話」という言葉として成立しています。
どうして、「英語」だけは「英会話」という言葉が成立するのでしょうか?
「英会話」という言葉自体に、日本人の多くがなかなか「英会話」ができるようにならない理由が潜んでいるように思います。
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「英会話」というのは、「英語で会話をすること」です。
ということは、「英語」ができるようになれば、「英会話」もできるようになるということです。
ところが、なぜか多くの日本人が「英会話」を学ぼうとします。
これが英語でなかったらどうでしょう?
ある言語を身につけようとするならば、「会話」だけを取り出して学習したりはしないはずです。
例えば、ロシア語を学ぼうと思ったとします。
恐らく、はじめは「文字の読み方」から始まり、「単語」のスペルと意味と発音の仕方を覚えていくことでしょう。
そして、次に「文法」を学び、ロシア語で書かれた「文を読解」する学習を進めます。
同時に、こんどは逆に文法を使ってロシア語の「文を作る」ということを練習していくことでしょう。
こうした「文字を使った学習」をろくにせずに、「ロシア語で会話する」ということだけをいきなりやっても、おそらくなかなか上達しません。
「文字」と「音」の両方の学習が必要なはずです。
さらに、人が何かを身につけていくには、「インプットの学習」と「アウトプットの学習」の両方が必要となります。
ロシア語で書かれた文を理解できる、あるいは人がロシア語で話しているのを聞いて理解できる、というのは「インプットができる」ということです。
しかしそれ以上に重要なことは、自分で「ロシア語」を発すること、すなわち「アウトプットする」ことです。
「単語」を使って「文」をつくり、それを「音」として発する。
こうした「アウトプット」ができるようになると、それに比例して「インプット」の能力も高まります。
さて、英語に話を戻しましょう。
英語であれ、ロシア語であれ、言語であることには変わりないのですから、同じようなプロセスで身につけていくことができるはずです。
つまり、「単語」を覚え、「文法」を理解し、「発音」の訓練をする。
文字も使うし、音も使う。
インプットもするし、アウトプットもする。
こうしたことを「総合的」に学習し、トレーニングしていけば、自ずと「会話」もできるようになります。
なぜなら、「会話」というものは「文を作って発音する」という行為を連続で行っていくということだからです。
「文を作る」ことができない人は、会話ができません。
「発音」がうまくできない人も、会話はできません。
「英会話だけ」を学ぼうとする人は、「英会話」すらも身につかない可能性があるのです。
だからはじめから「全部やる」という覚悟で学習を進めていくのが良いでしょう。
本校では、「英会話」も学習しますが、それを可能にするための学習を「すべて」取り入れております。
単語、文法、発音、いずれも「インプット」に偏らず、「アウトプット」を重視してレッスンを行い、家庭学習のケアも行っています。
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