以前も似たタイトルで記事を書いたように思うのですが、検索しても見つからなかったので改めて書きます。

「クリスマス・イブ」の「イブ」というのは、「evening」という言葉から来ていると考えられます。

「evening」は「晩」という意味ですが、そうだとするならば、なぜ「クリスマス・イブ」というのは「12月25日の晩」ということにならず、前日の「12月24日の晩」ということになるのでしょうか?

 

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このことは「教会暦」という言葉と関係があります。

「教会暦」というのはキリスト教で用いられる暦のことです。

これは、「一日の始まり=日没」という考え方です。

一日の始まりが「日没」ということは、一日の終わりは、その翌日の「日没」ということになります。

2017年12月24日の東京の日没時刻は、およそ「16:33」でした。

そして、今日、25日の日没時刻は「16:34」頃です。

現在では「午前0時」に一日が始まることになっていますが、キリスト教の考え方では、昨日の「16:33」の時点で「12月25日」という一日が始まり、それが今日の「16:34」に終わる、というように考えるようです。

つまり、キリスト教の考え方では、「晩」の時間帯が一日の最初にあるということになるわけです。

ということで、「12月25日のクリスマスの晩」というのは、現代の暦では「12月24日の晩」ということになるわけです。

是非、覚えておいてくださいね。